TOYO TIRE清水社長
TOYO TIREは14日、23年12月期通期連結業績のオンライン説明会を開催した。清水隆史代表取締役社長&CEO=写真=は式典出席のためセルビア共和国からリモート出席した。
清水社長&CEOは「セルビア工場のフル生産化によるグローバルでの最適供給体制を確立する。米国工場では大口径タイヤの生産能力増強を図るほか、乗用車用タイヤの生産を日本、マレーシア、セルビア工場に移管し、設備投資を進めることで大口径タイヤの生産比率を高めていく。
脱炭酸に向けてモビリティの環境負荷低減に資する性能と走りの愉しさを兼ね備えたTOYO TIREらしい商品の開発を進め、市場でのプレゼンスをさらに高めていく。自動車部品事業は事業の黒字化を前倒しで達成できたが、安定した黒字化と収益のさらなる向上のため付加価値の高い商品開発に取り組む」とし、事業運営に強い意欲で取り組む姿勢を示した。
「中計21」の進捗状況については「計画策定から環境が変化してきているものの、最終2025年度の着地目標としていた営業利益600億円を前倒しで達成した。一方で、営業利益目標の14%には0.1%足らない状況であることから各施策を推進することで達成を目指すとともに、すでに到達している目標についても継続してさらなる上積みをはかる方針だ。株主資本配当率などを総合的に勘案し、長期安定配当を目指す」とした。