小野谷機工が大阪営業所を移転オープン  最新機器を常設展示。講習会での利用も

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カテゴリー: ニュース

 タイヤ整備機器の国産メーカー、小野谷機工はこのほど大阪営業所を移転した。2月20日、現地で開所を祝う見学会を開き、主に関西エリアの顧客を中心に関係者が多数訪れた。

 大阪営業所の新住所は大阪府松原市三宅西5丁目867番地1(郵便番号580−0045)。

 

 小野谷機工は福井県越前市の本社をベースに、全国に10営業所と2駐在所のネットワーク拠点を配備し、製品の製造供給と顧客サービスにあたっている。

移転オープンした大阪営業所
移転オープンした大阪営業所

 今回移転オープンした大阪営業所=写真・上=は、阪神高速・三宅西インターチェンジからクルマで5分ほどのところに位置し、交通アクセスが至便。付近は企業の事業所や物流倉庫が多いので、同社の事業環境として立地条件が整っている。

 規模は敷地面積634平方メートル(192坪)、延べ建床面積277平方メートル(84坪)の地上2階建て。敷地内に広い駐車場を完備した。

トレーニングセンター機能を併設
トレーニングセンター機能を併設

 1階スペースは営業所の事務所棟と倉庫、それに最新のタイヤサービス機器を常設展示するトレーニングセンター機能を併設した=写真・中=。2階スペースは応接室と会議室。会議室はフリーレイアウトとし、最大で20人の収容が可能。大型モニターを完備し、講習会や研修会などグループミーティングに対応する。また会議室の隣接スペースには男女それぞれの更衣室を完備した。女性タイヤ整備士の増加に対応するものだ。

 中林一浩常務執行役員は「タイヤ空気充てん作業やタイヤの組み替え作業に関する講習会開催の依頼が急激に増えている。これまで出張により対応していたが、収容人数の問題や使用する機器の兼ね合いなどがあり、最新の機器で技能実習が可能なトレーニングセンター機能に対する要望が強くなった。今回主に関西エリアのニーズに対応し、移転オープンを機にその機能を完備させた」と話す。

勝田浩志氏
勝田浩志氏

 大阪営業所長で、サービス機器営業部西日本営業部長を兼務する勝田浩志(かつだひろし)氏=写真・下=は「本社には最新のタイヤサービス機器を常設した『エキシビションセンター』を開設し機器を見て実際に体験できる場を設けているが、当社営業所でトレーニングセンター機能を本格的に稼働させるのはこれが初めて。デモ実演を通じて、またお客様に実際に機器に触れていただくことで、当社製品へのご理解を深めていただくことにつながると考える」とし、その活用を拡充する考えだ。

 「サービス体制を整え、お客様の満足度を高めることが第一。カタログや動画ではわからないこともあるので、当営業所でじかにご覧いただき、納得いくまでご質問いただきたい。作業の安全、省人化・省力化の実現に向け、最新の機器を通じてご提案してまいりたい」と、勝田所長は今後の抱負を述べた。


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