メキシコに乗用車タイヤ工場を新設へ  横浜ゴム 北米の需要増に適時対応  2027年第1四半期生産開始

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Yokohama Transformation2026
Yokohama Transformation2026

 横浜ゴムは18日、メキシコ合衆国に乗用車用タイヤの新工場を建設することを明らかにした。今後予測される北米市場でのタイヤ需要増大へ迅速に対応できる供給能力強化を目的とする。

 投資額は3億8000万ドル(約521億円)で、年産500万本を見込む。24年第2四半期に着工、27年第1四半期からの生産開始を予定。敷地面積は約61万平方メートルで、将来的には拡張も視野に入れる。

 所在地はコアウイラ州サルティヨ アリアンサ工業団地。この地は主要な鉄道や高速道路へのアクセスがよく、北米全土へ適時の供給体制が構築可能。

 同社は各地域の市場動向に沿った開発、供給、販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。また、24から26年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation(ヨコハマ・トランスフォーメーション) 2026(YX2026)」でタイヤ消費財戦略を策定。そのなかで高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤ「ADVAN(アドバン)」やSUV・ピックアップトラック用タイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)」、ウインタータイヤ、18インチ以上の大口径タイヤの拡販に、意欲的に取り組む姿勢を示している。


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