タイヤメーカー国内4社と日本ゼオン、オートバックスセブンは1日、それぞれの拠点で入社式を行った。各メーカーの経営トップから新入社員へ、エールが送られた。
ブリヂストン（港区のブリヂストングローバル研修センターで）
石橋秀一Global CEO＝写真①＝「ブリヂストンの大原則『タイヤは生命を乗せている』を理解し心に刻んでほしい。皆さんが関わる仕事の一つひとつが社会における安心・安全な移動や暮らしを支えることにつながる。
会社としては、皆さんが『輝き』、挑戦できるプログラムや場を最大限に整えていく。それらを自分の成長につなげられるかは皆さんにかかっている。社会人、ブリヂストンの一員としての自覚を持ち、困難なことにも積極的に挑戦してほしい。ブリヂストンDNAである『挑戦』は、必ず皆さんの成長につながる」
住友ゴム工業（神戸市の本社で。国内6工場にもオンライン接続）
山本悟社長＝写真②＝「自らが新しいことに挑戦し、イノベーションを起こしていこうという考え方を大切にしてほしい。社会人の心構えとして『素直な気持ち』『一生懸命に努力』『熱い想い』を持ってほしい。皆さんは社会人としては１年生で真っ白な状態。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんなことでも吸収可能だ。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、『素直な気持ち』と『熱い想い』をもって、なにごとにも『一生懸命に努力』し、一歩一歩着実な成長を期待している」
横浜ゴム（平塚市の本社で）
清宮眞二社長兼COO＝写真③＝「3月28日に社長に就任し、新たな決意と希望を胸にこの場に臨んでいる。皆さんは私が社長として迎える初めての新入社員だ。仕事をする上で重要と考えることを二つお話しする。
一つ目は『安全とコンプライアンス』。横浜ゴム社員としての自覚を持ち、責任ある行動をお願いしたい。二つ目は『挑戦』。失敗を恐れることなく果敢にチャレンジしていただきたい。たくさん考え試行錯誤を重ねて努力した先には、成功や達成感が待っている。次の時代への挑戦者となってくれることを大いに期待する」
TOYO TIRE（伊丹市の本社で）
清水隆史社長兼CEO＝写真④＝「新たな挑戦を始める皆さんにお願いしたいことは3点。一つ目は『挑戦を恐れず』に、そして『原理原則をしっかり学ぶ』。二つ目は『お客様に誠実に、そして期待を超える』ということ。三つ目は『主体性を持ち、連携を大切にする』。
新しく仲間になっていただいた皆さんに、会社を通じてさまざまな挑戦をして自己実現をめざすとともに、社会に対する役割を果たしていただきたい。当社は愚直な力によって強くなってきた会社。いっしょに新しい未来を描いていただきたい」
日本ゼオン（24年度新卒入社者は国内グループ企業を含め119名）
豊嶋哲也社長「当社は2030年のビジョンを『社会の期待と社員の意欲に応える会社』と定め、『まずやってみよう』『つながろう』『磨き上げよう』という三つの行動基準を大切にすることとしている。皆さんにも企業理念と2030年のビジョン、大切にする行動基準の三つを覚えていただきたい。
新社会人の皆さんにお伝えしたい仕事のコツとして『深呼吸』がある。気負わず自然体でゼオンの仕事を楽しんでもらいたい」