日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)はこのほど、都内で会員向けの合同講習会「NAPACカンファレンス2024」を開催した。
冒頭、中嶋敬一郎会長が登壇し挨拶=写真上=。その後、ASEA(スポーティングパーツ品質基準)、JAWA(アルミホイール品質基準)、JASMA(スポーツマフラー品質基準)の各事業部による講習会と、全体講演を行った。
各事業部の講習会では、業界動向を踏まえた講義が行われた。
JAWA事業部講習会では自動車用軽合金製ホイール試験協議会(JWTC)サーベイランステスト委員会の生松伸彦委員長が「アルミホイールのサーベイランステスト(試買試験)について」をテーマに講義した。
生松氏は2023年のサーベイランステストでは「30型式のテストを行い、3型式で不合格があった」と指摘したうえで、「人」や「機械工具・設備」「方法」「材料」――これらが変わったときには特に不良が起こりやすいとして注意喚起した。
全体講演=写真下=では、「CSV(共有価値の創造)とSDGs経営」と題して、三井住友海上火災保険リテールマーケット戦略部の岸本英樹部長が講演。SDGs経営の実現には「SDGsを経営に取り込むCSVに到達することが重要だ」と指摘した。
NAPACは4月25日、大阪でも同様の合同講習会を実施する。