トータルパフォーマンスを設計思想に  日本ミシュランタイヤがサステナブル試乗会開催

シェア:
カテゴリー: ニュース
「ミシュランサステナブル試乗会2024」を開催
「ミシュランサステナブル試乗会2024」を開催

 日本ミシュランは28日、「ミシュランサステナブル試乗会2024」を開催した=写真上=。

 同社の調査によると「EVは販売台数が伸長し、内燃エンジン車は減少傾向にあり、市場流通では少なくないシェア。このようなトレンドの中で、タイヤには環境性が求められる」という。車両の進化とともにタイヤ性能も進化すると分析。安全性・経済性・居住性に加え、環境性がタイヤメーカーの設計要件として強く求められるようになったと指摘する。

 タイヤのライフサイクル・アセスメント(LCA)を重視し、「革新的な製品の開発用件」には省資源でより少ないCO2排出量でありながら高性能で長期使用可能なタイヤを開発する必要がある。

 研究開発本部テクニカルエキスパートの蔭山浩司氏は「ミシュランのタイヤにはもともと、低燃費を根本的な設計思想に持っていた。これまでの取り組みがそのままサステナブルだった」と解説する。その背景から、タイヤ開発は〈最後まで続く性能〉と〈すべての性能をあげる〉を追求していると述べる。

 レンジの広い空気圧や荷重に対応するきめ細かい設計、偏摩耗を起こさず摩耗しても溝・サイプが機能するパターンなど、〈トータルパフォーマンス=サステナブル〉がミシュランタイヤ設計のキーポイントだ。

マーケティングブランド戦略マネージャーの梶恵子氏
マーケティング部ブランド戦略マネージャーの梶恵子氏

 マーケティング部ブランド戦略マネージャーの梶恵子氏=写真下=は「製品の根底には従来からサステナブルがあり、製品の性能に落とし込んでいる。(試乗会という形式で)それをミシュランらしくお伝えすることができるのではないか」と、試乗会開催の意義を語った。


[PR]

[PR]

【関連記事】