住友ゴム工業は、トラック向けのタイヤ空気圧や温度をモニタリングして異常を知らせる「タイヤ空気圧・温度管理サービス」をDUNLOP（ダンロップ）のトラック用タイヤ取扱店で７月８日から提供を開始する。
TPMS（タイヤ空気圧監視システム）と4種類のツールを組み合わせることで、ユーザーのニーズに合わせたモニタリングが可能。装着車両のタイヤ空気圧や温度情報を運行管理に活用する。
具体的には、ハンディー式と駐車場管理式は、停車時の空気圧点検を可能にする。タイヤに専用デバイスを近づけるだけ、または受信アンテナの受信圏内に停車するだけでタイヤ空気圧を計測することができる。さらに駐車場管理式は点検記録簿と連携することで、運航前点検の煩雑な業務を大幅に改善可能だ。
ドライバー通知式とテレマティクス式は、走行中の空気圧異常を検知。ディスプレイドングルで走行中のタイヤ空気圧と温度をリアルタイムでモニタリングする。さらにテレマティクス式の場合は、トラブル発生時に車載通信機から運行管理者にも通知。スローパンクチャーにも対応し、早期に発見することが可能という。
同サービスの提供で、運送業の運航前点検の簡易化を図り、業務の効率化を実現。走行時のタイヤの状況をリアルタイムに把握しタイヤトラブルにいち早く気づくことで安全性向上を可能にする。また、タイヤ空気圧を適正に維持することで燃費を改善するなど、運送事業者のサステナブルな事業運営に貢献する。