小野谷機工・宇田公郎社長に聞く  「お客様第一のモノ創りを」

シェア:
カテゴリー: ニュース

 ――上場を果たされた現在の率直なご感想を。

 

宇田社長
宇田社長

 上場が承認されてホッとしているのがいつわらざる心境。上場会社としてスタート地点に立ったわけだが、今まで以上にステークホルダーの皆様に対する経営責任を強く感じ、身の引き締まる思いだ。上場の準備から審査へと、携わってくれた社員たちが本当によく頑張ってくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

 ――この上場をきっかけに福井県から日本へと飛躍する。地元の期待は大きい。

 

 現在のところは親しい取引先からしか反響はないが、7月11日のセレモニーが終われば反響をいただけるのではないか。

 東証TOKYO PRO Marketへの上場は福井県内では当社が2社目となる。当社は全国で取引があり、今回の上場によって全国のお客様からの信用度がアップすることを期待している。

 

 ――上場後の意気込みと、事業展望を。

 

 当社は創業して50年、〈お客様第一〉で〈日本品質〉〈メイド・イン・ジャパン〉にこだわり、ソリューションビジネスを実践してきた会社だ。この変化の時代をチャンスと捉え、当社の強みを生かして成長していきたい。

 人手不足の現在、作業負担の軽減につながる機器へのニーズが高まっている。自動タイヤチェンジャー、レバーレスタイヤチェンジャーなどは付加価値機能を施しており、お客様から高い評価をいただいている。数多くの特許を取得しており、独創的なモノ創りのDNAはしっかりと受け継がれていると自負する。

 部品加工から製品組み立てまで一貫生産体制で臨んでいる。開発から上市までのスピード、部品一つひとつの品質管理、アフター部品の供給に強みを発揮している。お客様ニーズに応える製品開発力とサービス技術力が当社の事業を推進する両輪であり、上場を契機にさらにそれをレベルアップさせる。今後も〈オンリーワンの価値〉を、情熱とともにお客様に届けることが使命だ。

 人とモノへの投資は当社の成長の本質の部分。大学との共同研究など連携も進めている。生産性を高める生産管理システムの導入やDX化の推進を計画している。

 

 ――プロ投資家の皆さんへ、ひとこと。

 

 変革の時代こそ、当社の強みを生かすチャンスだと考え、お客様第一のモノ創りとサービスで企業価値を高めていく。


[PR]

[PR]

【関連記事】