ゴム連合が第67回労使懇談会を開催  11日、横浜市内で。「女性活躍の推進」をテーマに

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第67回ゴム産業労使懇談会
第67回ゴム産業労使懇談会

 日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は第67回ゴム産業労使懇談会を開催した=写真上=。今回は「女性活躍の推進について」がテーマ。労使双方で女性活躍のための企業のあり方を追求し、積極的な姿勢が示された。

 

 ゴム連合が7月11日、横浜市内で実施した労使懇談会では、ゴム産業で働く女性がさらに活躍できる職場の構築へ向け、講演や活発な情報交換が行われた。

 女性活躍推進法は2016年の施行以来、改正を重ねており、あらゆる産業で推進すべき重要な課題だ。女性組合員比率約15%と低水準のゴム連合は喫緊の課題として今回のテーマを選択。

中央執行委員長の佐藤宜弘氏
中央執行委員長の佐藤宜弘氏

 開会の挨拶に立った中央執行委員長の佐藤宜弘氏=写真中=は、「ゴム連合では、組合活動の女性の参画を推進していくことを運動方針に明記している」とし、具体的な目標にも言及。「女性役員選出の推進を求め、各種委員会等に女性枠(クオータ制)の設置、組合の女性役員比率、女性参加率を上げるよう活動している。男女平等は社会常識。目標達成が直面する社会問題の解消につながる」とゴム連合の姿勢を示した。

 一方、企業側代表として日本ゴム工業会副会長の東正浩氏(ブリヂストン取締役代表執行役Joint Global COO)=写真下=は、「女性の活躍推進のため企業としてもアンコンシャス・バイアスを取り払う努力、環境整備を進めていくべきだ。企業として働き手として何をなすべきか労使が真剣に話し合う必要がある。幸いゴム製品業界は良き労使協調。これからも労使が協力することで社会課題を解決できると信じている」と今後の一層の労使協力を求めた。

日本ゴム工業会副会長の東正浩氏
日本ゴム工業会副会長の東正浩氏

 「女性活躍推進の意義とこれから」と題する講演も行われた。講師は21世紀職業財団DEI推進事業部長の座間美都子氏。「男性と違い、女性は完璧にできる自信がないと断る。オファーは3回背中を押してください」など女性社員育成のポイントなどを解説した。

 班別情報交換会では「各企業における女性活躍推進のとりくみ内容」をテーマに、(1)企業として女性活躍に取り組んでいる内容 (2)女性活躍の推進に向けて取り組んでみたいことや予定 (3)女性が働きやすい環境とするための改善事例が活発に議論された。


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