国内タイヤメーカー4社経営トップの決算会見(4)

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 「中計21」の重要経営目標をクリア。収益性の向上に努める

 TOYO TIRE清水隆史社長&CEO

 

清水隆史社長&CEO
清水隆史社長&CEO

 TOYO TIREの清水隆史社長&CEO=写真=は9日開催の24年12月期第2四半期決算発表会で、活動状況と今後の取り組みについて説明した。

 「中計21」での重要経営指標の目標値は23年度時点でほぼクリアしているとし、今後も重点商品の販売に注力し続けると述べた。また、セルビア工場のフル生産化を進め、コスト競争力を有する生産供給体制を確立することで、高い収益力の維持と収益性のさらなる向上に努めていくとした。

 技術基盤については、独自の高効率で高精度のタイヤ設計プラットフォーム「T−MODE」に、最新のスーパーコンピューターを導入。商品開発体制をアップデートしていると説明した。

 また、人材基盤では同志社大学との包括的連携協定の締結から産学パートナーシップによる人材開発プログラムをスタートしたと報告している。

 サステナビリティ経営推進活動の進捗状況については、モビリティの環境負荷低減や安全・安心に寄与する商品開発を継続的に進めていると説明。脱炭素に向けてSBT認証取得をコミットし、実効性ある取り組みを展開する考えを示した。


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