新中央執行委員長に萩原一人氏「一致団結し課題解決に取り組む」  ゴム連合第20期定期大会、広島で開催

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第20期2024年定期大会
第20期2024年定期大会

 日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は5日〜6日、広島県福山市内で「第20期2024年定期大会」を開催した=写真上=。

 ゴム連合に加盟する49組合中43組合の代議員(Web参加、委任代理人含め)63名、執行部、傍聴者、来賓をあわせて約200名が出席。運動方針、会計予算などが審議され、すべての議案が承認された。

 役員選出では萩原一人氏(イノアック)が新たな中央執行委員長に選任。副委員長の佐久間貴樹氏と望月聡氏、書記長の船橋弘靖氏がそれぞれ再任された。

佐藤宜弘中央執行委員長
佐藤宜弘中央執行委員長

 冒頭、佐藤宜弘中央執行委員長=写真中=が第19期の振り返りと今後の運動方針を述べた。

 安全衛生活動について「19期も安全はすべてに最優先するという基本姿勢のもとで取り組んだが休業災害件数35件と、過去5年間で最多となった。産別としては憂慮すべき状況だ。活動の再点検を行い、足りない部分を補強していく。働く仲間の命と健康を守ることが労組の使命。この意識を共有し、確認しあって災害ゼロをめざす」と述べた。

 春のとりくみについて「前期を上回る妥結結果となったことはゴム産業全体の賃金水準の底上げにつながったと考える。単組の皆さんの頑張りに心より敬意を表したい。ただし、今期の成果を一過性のものにしてはならない。皆さんと議論を重ね、組合員にとって最良の結果をもたらす取り組みを継続していきたい」とした。

 佐藤中央執行委員長は最後に「第20期の執行部は17名中7名が交代する。新体制のもと、ゴム連合の強みである風通しの良さ、横のつながりをより強固なものにしていきたい」と力を込めた。

 一方、船橋書記長は「第19期一般活動経過報告」の中で「現状の機関紙では組合員のコミュニケーションツールとなっていないため、今後掲載内容を一部リニューアルする」と発表した。

萩原新中央執行委員長
萩原新中央執行委員長

 萩原新中央執行委員長=写真下=は囲み取材で「課題は山積みだがゴム連合一致団結して、皆で力をあわせ乗り越えていきたい」と意気込みを語った。


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