住友ゴム工業は9月25日、川崎重工業、神戸製鋼所と3社合同で「神戸モノづくり企業 技術系女性交流会」を実施した。
神戸に拠点を置く3社は従来からダイバーシティ活動に関する情報共有を実施していた。各社の女性エンジニアから「ネットワーキングを行う場が少ない」という声があがり実現したもので4回目の開催となった。会場で70名、オンライン約90名の女性技術者が参加し、今回のテーマ「技術系管理職のリアル~キャリアにおける期待と不安の解像度を上げる」について意見を交わし交流を深めた。
パネルディスカッションでは技術者としてマネジメントに携わる3名が登壇。それぞれの社会人開始時から現在までのキャリア・モチベーショングラフを示し、「管理職昇格前に抱いていた期待や不安」「管理職になって良かったこと、悪かったこと」「部下とのコミュニケーション」などについて語り、参加者は熱心に耳を傾けていた。
住友ゴムからはオンライン含め約30名が参加した。事務局を務めたサステナビリティ経営推進本部サステナビリティ推進部の宮城ゆき乃部長(博士/生命科学)は、「参加者は前向きに自分のキャリアを考えているかたが多い。私自身、技術者としてキャリアアップしてきた。(管理職となることに)不安があるのは皆同じだが、チャレンジしてみたらできることもたくさんある。皆さんに自信を持ってほしい」と、女性技術者へエールを贈った。