NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)は22日、東京都内で「第8期総会」を開催。第7期の事業活動と会計監査の内容を報告した。
現在までのASEA事業部・JAWA事業部・JASMA事業部からなる3事業部体制を統一。その会計・予算も一本化する「完全統一」案について審議を行い、賛成多数で可決した。
登壇した中嶋敬一郎会長は「今後の厳しいアフターマーケット環境をどう乗り越えていくかに関して理事会で議論を交わしてきた。その結果、組織体制の一層の強化を図っていかなければならないという結論に至った」と、統合の目的について説明。「それぞれの事業部での活動を集約すれば会員企業から幅広い意見を聞くことができ、課題にスピーディーに対応できるようになる」とメリットについて語った。
各事業部の役員会、委員会は再編成されるが、「車社会の安全と発展への寄与」を基本とする会の設立趣旨は変わらない。ASEA、JAWA、JASMAの「認定基準制度」は名称も含め、これまで通り維持する。
記者会見で、田中知加副会長は今後の広報活動について「一体になることでより大きな波及、普及活動につなげていくことができる。より分かりやすい情報発信が可能となる」と説明。柳田春人副会長は「財布も一つになることでいろいろ大きなことにチャレンジできるようになる」と展望を述べた。