ブリヂストンの社内ベンチャーであるソフトロボティクス ベンチャーズは、ゴム人工筋肉を活用したソフトロボティクス事業の本格的な事業化に向けて新たにウェルビーイング市場に参入する。
市場参入の第一歩は無目的室「Morph inn」のサービスだ。ゴム人工筋肉を用いた柔らかいロボット「Morph」(モーフ)を使用する。大きなMorphの上に横たわり小さなMorphを抱え「無になる時間」を過ごす。
今回は11月28日から12月20日の期間限定で、東京都内の下北沢駅高架下の複合施設「ミカン下北」で「Morph inn Shimokitazawa」を開業する=写真=。
ソフトロボティクスではロボットハンドの「TETOTE」、ウェルビーイング、新規事業立ち上げ伴走支援の三つで本格事業化の加速をめざす。
音山哲一CEOは、「TETOTEはBtoBで製造・物流業界にアプローチしてきた。24年は新規事業伴走支援のコンサルティングとウェルビーイングの3本柱が揃い着実にビジネスが進んでいる。25年にはイタリアの家具見本市への出展も検討している」と意気込みを語った。