TOYO TIREは東京オートサロン2025初日の10日にプレスカンファレンスを行った。この席で清水隆史社長は「マーケット動向を先取りした魅力的な商品提供をするとともに、持続可能なモビリティ社会、タイヤを通じた走りの楽しさの提供、豊かなクルマ文化の活性化へ使命を果たしていく」と語った。
同社はこの展示会を来場者とのコミュニケーションの場としている。ブース内では同社の代表商品である「OPEN COUNTRY」とグローバルフラグシップブランドである「PROXES」を展示。いずれも世界的なオフロードレースや耐久レースで実績を持つ。清水社長は「これらのレースで得た知見を商品開発に生かし、商品力とブランドクオリティをさらに高める」と意欲を示した。
展示タイヤのなかで「注目してほしい」と挙げたのは、原材料の91%をサステナブル素材とした「オープンカントリー」プロトタイプ。ヤマハ発動機の小型低速EV用にカスタマイズしたコンセプトタイヤだ。清水社長は「持続可能なモビリティ社会の実現のために、必要な取り組みだと考える」と話した。