
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年1月から12月に全国で実測、または目視による路上タイヤ点検を実施し、このほど結果をまとめた。
点検回数は高速道路で15回、一般道路で24回の合計39回。点検車両台数は、高速道路221台、一般道路885台の合計1106台。実測によるタイヤ点検の結果、整備不良のワースト1位は「空気圧不足」。その整備不良率は44.5%と、ほぼ半数に達した。
点検車両346台のうち、整備不良があった車両は171台、不良率は49.4%。道路別の内訳は、高速道路190台のうち不良車両は70台(不良率36.8%)、一般道路156台のうち同101台(不良率64.7%)。
道路別のタイヤ整備不良項目では、高速道路では33.2%、一般道路では58.3%が「空気圧不足」だった。次いで偏摩耗が高速道路4.2%、一般道路1.3%となった。
車両グループ別では、タイヤ整備不良台数は乗用車が48.9%、貨物車53.3%だった。
タイヤの整備不良率が約50%、2台に1台のクルマのタイヤになんらかの整備不良があることを示した24年1年間のタイヤ点検結果。この事態を重くみて、JATMAでは今後も引き続きタイヤ点検を実施し安全啓発活動を展開していく。