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財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの24年1月〜12月の輸出統計がまとまった。
中古タイヤ輸出は数量ベースで1144万3千本(対前年同期比1.5%減)、製品重量ベースで16万5529トン(同5.4%減)、金額ベースで167憶6733万円(同4.4%増)。平均単価は1465円/本と前年同期に対し83円増、同6.0%増となった。
日本中古タイヤ輸出業者協議会(牧野満会長)の報告によると、「アメリカ大統領が替わったばかりだが、アジアの旧正月休みの影響がまだ大きな動きを感じない中で、今後北米に限らず、他の地域にも何がしかの影響があるのではないかと思っている。いい方向に動くことを期待したい」としている。
一方、更生タイヤの輸出は、数量ベース9056本(同9.1%増)、製品重量ベースで40万5035キロ(同38.3%増)と前年を上回ったが、金額ベースでは4677万円(同13.4%減)、平均単価は5166円/本(同20.6%減)と下落した。
ゴムくずは製品重量ベースで5439トン(同8.7%減)と前年を下回ったが金額ベースでは3億5400万円(同8.9%増)、平均価格65.1円/キロ(同19.2%増)と前年を上回った。