空気充てん講習会受講者が累計4万人突破  全タ協連傘下の組合が実施

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カテゴリー: ニュース
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タイヤ整備作業中の労働災害ゼロを目指す

 全国タイヤ商工協同組合連合会(=全タ協連)によるタイヤ空気充てん特別教育講習会の受講者が累計4万人を突破した。

 全タ協連傘下の各組合による講習会は、24年度に全国で29回実施。受講者(修了者)は1007人(2月25日現在)をカウントした。

 1990年(平成2年)以来、講習会は東京都(54回/1650人)、神奈川(92回/3187人)、新潟(81回/2551人)、茨城(87回/1978人)、広島(60回/2478人)、大阪(46回/1345人)、愛知(76回/3170人)など、全国各地で実施。その受講者数は本年2月23日の愛知タイヤ組合実施の講習会で累計4万人超となった。

 島貫昭会長は、「90年にタイヤ空気充てん作業が特別教育の枠組みに入った。以来約35年間、弊会傘下のタイヤ組合では組合員はもとより組合員外のCD、RS、SS、運送会社といったあらゆる業種のタイヤ整備作業者に対しても積極的に教育を行い、適正作業の周知を図ってきた。この4万という数字は、組合員・非組合員にかかわらず、タイヤ整備作業中の労働災害を何としてもなくしたいとの各タイヤ組合の熱い思いの結果であり、努力の賜物。各タイヤ組合の積極的な取り組みに感謝申し上げたい」とコメントした。

 さらに「現在、全タ協連では受講生用テキスト、講師用指導書、顔写真付き修了証明証カードの発行を通じ特別教育講習会の実施を側面から支援している。今後とも各タイヤ組合との連携を密にとり、タイヤ整備作業中の労働災害ゼロを目指し取り組みをさらに進めたい」と、今後の方向性を述べた。

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