
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの1月輸出統計がまとまった。
中古タイヤ輸出は数量で102万77本(対前年同期比15.3%増)、製品重量で1万3136トン(同横ばい)、金額で13億9942万7千円(13.6%増)。製品重量は横ばいだったが、数量と金額で前年実績を10%超上回った。平均単価(円/本)は1372円と、20円下落した。
数量で15.3%増だったのに対し重量で横ばいとなったことについて、日本中古タイヤ輸出業者協議会の牧野満会長は「アメリカが57%減、モンゴル133%増、マレーシア131%増、ボリビア277%増、セネガル129%増など、TBが減ったかわりにPC、LTが増えたと思われることが要因だ」と指摘。アフリカ地域への本数も軒並み増えているもようだ。足もとの海上運賃も「若干下がり気味」となり、輸出業者にとって追い風となりそうだ。
更生タイヤの輸出は数量ベース304本(同77.4%減)、製品重量ベース8トン(同87%減)、金額ベース105万5千円(同74.5%減)と軒並み前年同期実績を下回った。ゴムくずは製品重量ベース584トン(同30.5%増)、金額ベースは3924万円(45.9%増)となった。