ネクセン“スマートチョイス”鍵に国内で拡販

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カテゴリー: ニュース

 ネクセンタイヤジャパン(東京都港区、西村竜社長)は1月16日に都内で開いた会見で、「ネクセン」と「ロードストーン」の2ブランドの販売を始めると発表した。ネクセンブランドのフラッグシップタイヤ「N FERA RU1」(エヌフィーラ アールユー1)をはじめ、コンフォートからプレミアムタイヤまで9種類のラインアップを展開する。

ポルシェ・カイエンにOE採用された「N FERA RU1」
ポルシェ・カイエンにOE採用された「N FERA RU1」

 ポルシェ「カイエン」にOE認証されているプレミアムクラスのウルトラハイパフォーマンスタイヤ「エヌフィーラRU1」は、左右非対称のトレッドパターンを採用。アウトサイドは操縦安定性、インサイドでウエットパフォーマンスの向上を図り、センターリブで高速走行時の安定性を実現しているのが特徴。

 同社が研究機関に委託した調査によれば、国内メーカーの同等ランクの商品と比較してウェット・ドライともに同レベル、またはそれ以上の性能を持つという。国内での正式な発売日と価格は市場調査を行った上で決定する。

 ネクセンタイヤの李振學シニアマネージャーは、「あえてライバルとするならデューラーなどのSUV用スポーツタイヤ」と話し、「性能面では負けていない。価格という武器を加えて強くアピールしたい」と自信を見せた。

 会見でネクセンタイヤジャパンの西村社長は、「ネクセンタイヤの生産本数は2016年には世界各国で4000万本を達成し、2020年には5200万本へ成長させることを計画している」と述べた。また「2000年以降に3億本以上のタイヤを生産しているが、リコールは一切ない」と品質の高さを強調した。

 国内市場への展開について「目標としている2022年に100万本の販売は簡単ではないが、不可能ではない。日本は既に複数のタイヤメーカーが参入しており、競争の激しい市場だが、必ず成功すると考えている」と話した。

 まずは世界的に高い評価を得ている商品を、競争力のある価格で販売する戦略“スマートチョイス”をキーワードにユーザーへ訴求する。西村社長は「OE市場でも市販市場でも“賢明な選択肢”となりえると確信している」と意気込みを語った。


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