NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)のJAWA事業部がまとめた2016年のアルミホイール(ワイヤーホイール、マグネシウムホイール)の販売個数は前年比7.3%減の977万5462個と、5年ぶりに1000万個を割り込んだ。前年割れは2年連続。
この調査は同会JAWA事業部に加盟する97社中78社から回答を得たもの。
昨年1年間の市販用アルミホイール市場は、2015年の暖冬の影響でスノー用ホイールの販売が不振だったため、夏タイヤ用ホイールへの履き替え需要も低調に推移した。
製品タイプ別では、1ピースが7.3%減の966万5138個、2ピースが4.1%減7万5034個、3ピースは11.4%減の3万1190個となった。一方、ワイヤーホイール・マグネシウムホイールは20.1%増の4100個と4年ぶりに前年を上回った。
サイズ別では14インチが298万9973個(構成比30.6%)と最多。次いで15インチが276万8193個(同28.3%)、16インチが116万9943個(同12.0%)だった。なお、14~16インチ合計の販売個数は692万8109個と、全体の7割を占めた。
輸入品は7.7%減の908万8909個。総販売個数に占める割合は93.0%となった。
同会では「春物と冬物の需要期をより明確にし、特に春需要で高付加価値商品の市場をより一層拡大していくことが成長に欠かせない要素である」としている。