タイヤローテーションを常識に変える マーク熊谷店

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カテゴリー: ディーラー, レポート

スタッフのアイデアを採り入れて女性客2.5倍に

 タイヤショップ「マーク熊谷店」は1987年に国分商会の本社内に開設した。その後、1992年には業務拡大に伴い現在の熊谷市大字玉井7-7へ移転。交通量の多い国道17号線沿いに立地しているが、その分、近隣には競合となる店舗も少なくない。こうした状況下、様々なアイデアを生み出すことで、厳しい市場で存在感を高めてきた。

比較試乗に使用するゴムの段差

 その一例が店内のキッズコーナーだ。従来は店内の奥に設置していたが、「外から見える所にしたら女性客は入りやすいのでは」というスタッフの意見を採用。その結果、女性の来店数は前年の2.5倍に拡大したという。

 また国分商会の子会社、国分グリーンファームではゴムくずを再利用した「竹踏みのゴムバージョン」を製作した。これを活用して駐車場でタイヤの乗り比べを行うことができる。

 「ホイールサイズが同じ軽自動車に提供できるサービスだが、上級グレードのタイヤと汎用品をそれぞれ装着して竹踏みを乗り越えてもらうと、違いが明確にご理解頂ける。そして商品を納得してお買い上げ頂ける」(松本氏)。

 ソフト面でもユニークな取り組みを進めている。例えば、来店客に渡す「タイヤ手帳」。これは空気圧管理やローテーションを分かりやすく説明しているほか、交換の履歴などを保存できるもので、リピーターの獲得にも寄与している。


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