ヘリテージカーの展示会「オートモビルカウンシル2018」が8月3日から5日まで千葉市の幕張メッセで開催され、自動車メーカーやパーツメーカー、ヘリテージカーの販売店などが多数出展した。
3回目の開催となった今回は、タイヤメーカーから横浜ゴムと日本ミシュランタイヤがブースを出展。横浜ゴムは昨年10月に発売したヒストリックカー向け復刻タイヤ「ADVAN HF タイプD」や「G.T. SPECIAL」(ジーティー・スペシャル)を展示したほか、過去のタイヤパターンをリグルーブした製品を参考出品した。
同社は今年スタートした中期経営計画の中で「ホビータイヤ戦略」を掲げている。担当者は「レースやクラシックカーなど、自動車の趣味に対応できる商品を拡充し、ニーズに応えていきたい」と話していた。
日本ミシュランタイヤのブースでは、主に1970年代に多くの車両に装着されていた「XAS」や「XWX」を現代の技術で再現したモデルを紹介した。同社では「ヒストリックカーに合ったタイヤを提供するのが責務」との考えから、数年前から正式に販売を始めている。
クラシックタイヤ事業を担当する鈴木義子さんは、「展示会で消費者からの要望を聞き、ミシュランとして生産面などで対応できるかどうか検討していきたい」と、更なる商品展開への意欲を示した。