東京オートサロン2020 海外・新興ブランドも存在感

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カテゴリー: レポート, 現地

 1月12日までの3日間、幕張メッセで開催された「東京オートサロン」。前号に引き続き、海外・新興ブランドのブースをレポートする。

 阿部商会はフィンランドのタイヤメーカー、nokian TYRES(ノキアンタイヤ)をメインに出展。スタッドレスタイヤ「ハッカペリッタ」シリーズや、サマータイヤ「ハッカ」シリーズなど、豊富な商品ラインアップを紹介。比較体験装置を用意し、タイヤの軽量化が低燃費性能に寄与することを訴求した。

 山添産業はタイムアタックやドリフトなどサーキットスポーツ専用タイヤ「5FIVEX」(ファイブエックス)シリーズを出展した。これまで別の企業が「Zestino」(ゼスティノ)名で販売していたが、2018年末で供給を中止。それを受け、同社が19年から新ブランド名で販売を開始した。企画・開発は日本で行い、中国の青島双星(ダブルスター)でOEM生産している。

 トラック・バス用タイヤを主力とするダブルスターは韓国のクムホタイヤを傘下に加えたことで、消費財タイヤへのシフトを強めている。「5FIVEX」シリーズの販売を通じレース用タイヤ市場で存在力を示していきたい(山添栄治社長)とし、今後は一般走行用タイヤの販売展開も視野に入れている。

 山東ニュー・コンチネント・タイヤは中国パビリオン内に出展。「コンフォーザー」「ロードクルーザ」両シリーズを展開する同社は、市場で人気のジムニー向け「コンフォーザーCF3000」などを展示した。


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