ユーザーから高く評価 安全自動車が展開するエイワのOEM「neo221」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

 安全自動車が提供するエイワのタイヤ整備機器が、“人に左右されない”操作性やユーザーニーズに応える機能の採用により市場で高い評価を獲得している。安全自動車営業企画部の鯵坂伸一部長に製品のアピールポイントを聞いた。

スタンダード価格で多機能搭載

 安全自動車が今春発売開始したホイールバランサー「neo(ネオ)221」はエイワのOEM製品で、コストパフォーマンスと精度を追求したスタンダードモデルだ。鯵坂氏は「お求めやすい価格で上級機の機能を搭載した」と紹介する。

「neo221」
「neo221」

 その一番の特徴は自動入力機能を採用したこと。従来品(ネオ217)ではディスタンスのみが自動で入力できたが、今回、リム径も自動入力できるように進化した。

 また、ウエイトを貼り付ける場面でも自動入力アームが活躍する。従来品ではアルミホイールの貼り付けモードを選択するためにパネルを操作したり、軸真上にある貼り付け位置を作業者自身で見つけたりする必要があった。

 一方、新製品では貼り付け位置の自動入力・自動表示を実現。イン・アウトそれぞれの貼り付け位置にアームを当てるだけ、という2アクションで機械が正確にデータを入力し、貼り付け作業時にはアームが正しい貼り付け位置を指示してくれる。鯵坂氏は「機械がサポートしてくれるため、作業者の熟練度でバランス修正の作業精度に差が出ない。人に左右されないという点で納入先からも絶賛を頂いている」と話す。

 新製品では、タイヤとリムの最適な組み合わせを計測・演算するベストマッチング機能も搭載した。タイヤとホイールのスタティック値が30gを越えて検出された際にこの操作を実施すると、アンバランスの発生しやすい大型ホイールなどで効果を発揮する。その他、貼り付けウエイトがスポークの裏に隠れるよう演算するスプリットプログラムなどの機能も採用した。

 また、オプションパーツにはタイヤリフトを設定。女性や高齢のメカニックでも安全に仕事ができるほか、作業が集中するスタッドレスタイヤの交換シーズンでも、整備担当者の負担軽減に貢献する。

 鯵坂氏は「豊富な機能を備えながら、価格は従来のスタンダード機種と変わらない」と自信を示す。対応リム径は10~30インチ、最大重量は75kg。


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