クラシックカーの展示会「オートモビルカウンシル2022」が4月15日から17日まで千葉市の幕張メッセで開催され、自動車メーカーやパーツメーカー、ヘリテージカーの販売店など76社・団体が出展した。
7回目の開催となった今回は、タイヤメーカーから横浜ゴムとミシュランが出展。横浜ゴムは3月から10サイズを順次追加するヒストリックカー向け復刻タイヤ「アドバンHFタイプD」を展示した。特に、幅225mmのサイズは太いフェンダーを持つ車両にマッチし、リムが深いホイールに装着した場合もショルダー部が立った見た目を保つことができるタイヤにニーズがあったことから追加したという。
あわせて、トヨタ2000GTなどに適合する「G.T.スペシャル・クラシックY350」、ポルシェ承認タイヤの復刻版、ホワイトリボンタイヤを展示した。
今後も新商品の展開やサイズの拡充を続ける方針で、同社の消費財製品企画部製品企画1グループの藤田慧将氏は「消費者が望んでいるサイズを追加していきたい。ユーザーの声を大事にすることで、ファンづくりにつながると考えている」と話していた。
日本ミシュランタイヤのブースでは、「XWX」をメインに、ヤングタイマー向けクラシックカー用タイヤ「パイロット・エグザルトPE2」「プライマシー3」のほか、ホワイトウォールタイヤ、さらにイベントのコンセプトにあわせて電動車にも対応する「eプライマシー」も展示した。
モータースポーツダイレクターの小田島広明氏は「クラシックカーを保有し、運転する方々が主なターゲットとなる」とした上で、「クラシックカーも実際に乗るもの。クルマ文化による、車を動かす楽しみを提供したい」と意欲を示した。
また、今後はクラシックカーのほか、20年程度前に生産販売された車を指すヤングタイマーに対応する製品などの拡充も図っていくという。