ミシュラン、スプレイヤー向け新商品を発売 生産性向上や土壌保護を実現
仏ミシュランは12月14日、自走式スプレイヤー向けの「SPRAYBIB(スプレービブ)CFO VF710/60R46」を発売したと発表した。 新商品は、土壌の圧縮を防ぎ、収穫量を維持するため、接地面を最大化したフローテーションタイヤ。低空気圧での使用が可能で、「高い生産性を実現し、土壌保護に貢献し、大容量のタンクを積んだスプレイヤーの安定性も確保する」(同社)。 2022年初頭に発売したスプ…
仏ミシュランは12月14日、自走式スプレイヤー向けの「SPRAYBIB(スプレービブ)CFO VF710/60R46」を発売したと発表した。 新商品は、土壌の圧縮を防ぎ、収穫量を維持するため、接地面を最大化したフローテーションタイヤ。低空気圧での使用が可能で、「高い生産性を実現し、土壌保護に貢献し、大容量のタンクを積んだスプレイヤーの安定性も確保する」(同社)。 2022年初頭に発売したスプ…
横浜ゴムはOHT(オフハイウェイタイヤ)の生産能力増強のため、印アンドラプラデシュ州で建設を進めてきたヴィシャカパトナム工場で生産を開始した。OHTは世界的に旺盛な需要があり、同社の生産財タイヤ事業の重要な柱となっている。今回の新工場の稼働により、供給体制を更に強化する。 横浜ゴムは8月16日にアンドラプラデシュ州のジャガン・モハン・レディ州首相らを招いて開所式を開催した。横浜ゴムグループから…
横浜ゴムは3月25日、農業機械用や産業車両用タイヤなどOHT(オフハイウェイタイヤ)を手掛けるスウェーデンのトレルボルグ・ホイール・システムズ(TWS)の全株式を取得すると発表した。今回の買収は、横浜ゴムが生産財タイヤ事業の“成長ドライバー”と位置付けているOHT事業の拡大を図るもの。会見した山石昌孝社長は「OHTのポートフォリオが完成し、上位メーカーと戦える。収益を伴った成長を目指す」と意気込…
横浜ゴムは3月25日、スウェーデンのトレルボルグ・ホイール・システムズを買収すると発表した。買収額は約2652億円で、買収完了は2022年下期を予定している。 トレルボルグ・ホイール・システムズは農業機械用タイヤや産業車両用タイヤなどを手掛けており、9カ国に14の生産拠点を構えている。2020年の売上高ベースでは世界33位だった。 横浜ゴムは現在進めている中期経営計画のタイヤ生産財事業で、O…
横浜ゴムは8月11日、農業機械用などオフハイウェイタイヤ(OHT)の生産能力増強のため、インドに建設中のヴィシャカパトナム工場に追加の増産投資を実施すると発表した。同社では、「OHT需要はますます増加することが見込まれており、工場の更なる生産増強を決定した」と説明している。 追加投資額は1億7100万ドル(約189億円)。同工場の生産能力は当初予定の日量55トン(第1期)に第2期の増強分を加え…
日本ミシュランタイヤは生産財タイヤ事業で新たな展開を始める。建設機械用タイヤではカムソブランドの製品をラインアップに加えて、これまでより幅広いユーザーを取り込む。また、トラック・バス用タイヤ向けに展開しているTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を活用したデジタルサービスを刷新するほか、海外市場で試行しているデジタルソリューションを国内のニーズに合った形で提供する方針だ。これまでもライバルに先駆け…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、農業機械用タイヤの誤組み事故防止と複輪間の石噛み除去時の事故防止を啓発するポスターを作成した。会員企業の販売会社を通じてタイヤ販売店や専業店などへ配布を始めている。 古い農業機械などに装着されているタイヤとリムの中には、表示されているリム径の呼びが「15」であっても実寸は「15.3」のものがあり、適合しない組み合わせでリム組みをして空気充てんを行っ…
担い手の減少による人手不足や高齢化が加速している農業。生産効率を高めつつ、将来に繋がる強い農業を育成していくことは今後ますます重要になってくる。農家が抱える様々な課題に対して、農機メーカーが情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業に力を入れる中、タイヤメーカーも効率的な農作業に貢献するべく最新技術を搭載した新モデル投入の動きを活発化させている。各社はニーズに最適な提案を進め、生き残りを模索す…
仏ミシュランは7月12日、カナダの建設・産業機械用タイヤの専業メーカー、CAMSO(カムソ)社を買収すると発表した。買収額は14億5000万ドル(約1633億2800万円)。両社の建設・産業機械用タイヤ事業を統合して新たな部門を立ち上げる。同部門の売上高は20億ドル以上となる見込み。ミシュランは強みの高性能ラジアルタイヤやゴムクローラに加えて、カムソの主力ブランド「CAMSO」(カムソ)、「SO…
日本ミシュランタイヤがトラック・バス用タイヤと建設機械用タイヤ、産業車両用タイヤなど生産財タイヤをトータルで提案するビジネスに乗り出した。従来はカテゴリーごとに対応していたが、今年1月に生産財を全体で運営する「B2Bタイヤ事業部」を立ち上げ、点から面に事業を拡大する体制に移行。トラック用タイヤで培ってきた戦略を活用することで、3年後には市販用タイヤで、生産財事業の売上高を2割程度引き上げたい考え…
横浜ゴムが昨年7月に約1356億円で買収した蘭ATG(アライアンス・タイヤ・グループ)。同社の会長を務める小林達氏(横浜ゴム副社長)は、「横浜ゴムグループの将来をかけた事業」と位置づけ、統合効果を最大限発揮させるべく土台作りに取り組んできた。今年3月以降、野地彦旬社長にバトンを渡す予定で、両社の得意分野を融合させつつ一層の事業拡大を図る。さらに今回の買収は横浜ゴムのこれからの企業運営にとっても大…
横浜ゴムは3月28日に都内でオランダの農機用・建機用タイヤメーカー、アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)買収に関する記者会見を開き、生産財事業を大幅に強化すると発表した。米投資ファンド、KKRおよびATGの株主から11億7900万ドル(約1356億円)で全株式を取得し、7月1日までに買収を完了する予定。今後も安定した成長が見込まれる農業機械タイヤ事業に参入することで収益力の向上を図る。 A…
住友ゴム ASEANへ向け供給拡大図る 住友ゴム工業はタイ工場からASEAN(東南アジア諸国連合)各国へ向けた供給体制を強化する。5月に本格稼働を始めたタイで3カ所目となる新工場からは農業機械用タイヤなど産業用タイヤを供給し、コメの輸出大国である現地需要を取り込む。さらに世界最大級の生産規模を誇る乗用車用タイヤ工場では、早期に生産能力を日産10万本レベルまで引き上げ、これまでの欧米向け輸出から、…