減らないタイヤの空気圧不足、改善へ新たなアプローチ
空気圧不足などタイヤの適正管理が行われていないケースが依然として目立っている。JAF(日本自動車連盟)のロードサービスでタイヤ関連の救援は2割前後で高止まりしており、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行っている点検活動でも乗用車の4台に1台が空気圧不足のまま使用されている。一方でこうした状況を改善するため、新たな訴求方法も始まっている。 JAFの2020年度上期(4~9月)のロードサービス救…
空気圧不足などタイヤの適正管理が行われていないケースが依然として目立っている。JAF(日本自動車連盟)のロードサービスでタイヤ関連の救援は2割前後で高止まりしており、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行っている点検活動でも乗用車の4台に1台が空気圧不足のまま使用されている。一方でこうした状況を改善するため、新たな訴求方法も始まっている。 JAFの2020年度上期(4~9月)のロードサービス救…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が、通勤通学で電車を利用するユーザーに冬用タイヤの装着の呼びかけを行う。同会では本格的なスタッドレスシーズンを前に、高速道路サービスエリアや道の駅、ショッピングモールなどでポスターの掲示を要請しており、今年も様々なアプローチを進めている。 その一環として昨年から主に非降雪地域のドライバーをターゲットに、都営地下鉄の窓上広告枠に啓発チラシの掲出を行った。一定の成…
日本自動車工業会(自工会)は10月30日、官民一体で大型車の車輪脱落事故防止の取り組みを進めると発表した。 大型車メーカー4社で構成する大型車委員会を通じて、目視でナット緩みを確認が可能な「連結式ナット回転指示インジケーター」を活用した取り組みを行う。通常の日常点検では、点検ハンマーを用いてナットの緩み点検を励行しているが、事故の発生が集中している左後輪への装着を推進する。 大型4社は車輪脱…
国土交通省は、大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故が増加している状況を踏まえ、11月1日から「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を始めた。日本自動車タイヤ協会(JATMA)や全国タイヤ商工協同組合連合会、全日本トラック協会などと協力して来年2月28日まで実施する。 期間中は、運送事業者に対する事故防止対策の周知・指導や大型車のホイール・ナットの緩みの総点検、貨物運送事業者ではタイ…
冬のドライブシーズンを控え、日本自動車タイヤ協会(JATMA)は一般ドライバー向けにスタッドレスタイヤの履き替えや早期装着の啓発をスタートする。 同会では2012年から啓発チラシやポスターを制作し、各地区の官公庁などの協力を得て活動を展開してきた。今年は降雪地域向けと非降雪地域向けの2パターンで合計30万7000部のチラシを作成。ポスターは2万部を用意した。JATMAの各支部を通じて、自動車関…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた上半期(4~9月)の販売実績は、四輪車用タイヤ合計で市販用が前年同期比21.6%減の2642万3000本、新車用が31.1%減の1513万7000本となり、新型コロナウイルスによる需要減少の影響が大きく表れた。感染が広がった4月から5月を底に需要は回復傾向にあることから今後の巻き返しに期待したい。 上半期の市販用タイヤの販売本数をカテゴリー別でみると…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、タイヤの空気圧適正管理を啓発するポスターとチラシを発行した。同会が2015年から2019年に実施した点検活動では、乗用車の4台に1台が空気圧不足のまま使用されていることが分かっている。一方、空気圧が不適正の状態だと燃費が悪化するほか、偏摩耗によるタイヤ寿命の低下、さらにはバーストにつながる可能性もある。ドライバーへ空気圧は自然に低下することを訴求する…
IRSG(国際ゴム研究会)が7月17日に発表した2020年の世界の新ゴム需要見通しは、前年比12.6%減の2520万トンだった。IMF(国際通貨基金)のシナリオに基づき、ロックダウンや工場および小売りビジネスの停止、人や物の流れの停滞が減少傾向の主な要因と想定した。 また同会では「2021年には、タイヤ分野の回復(6.9%増)と非タイヤ分野の伸長(9.3%増)によって、世界の新ゴム需要は反動し…
タイヤ公正取引協議会は、適正に保管すれば製造から2シーズンが経過したスタッドレスタイヤであっても直近に生産した製品と同等の性能が維持されていることを知らせるポスターをリニューアルした。同会は生産から年数が経過していると「性能が低下する」という消費者の懸念に対して正しい情報提供を行うことを目的に昨年から啓発を始めた。 今回のポスター作成にあたり、性能比較試験に協力したタイヤメーカーは昨年から1社…
日本自動車機械工具協会(機工協)は来年6月に開催予定だった「第37回オートサービスショー2021」を中止すると発表した。 新型コロナウイルスの感染拡大で東京2020オリンピック・パラリンピックが延期され、会場となる予定だった東京ビッグサイトの会場施設の貸出が一部休止となったことを受けたもの。 機工協では「会期や利用施設の変更、規模の縮小などを検討したが、いずれの変更も出展者並びに来場者に満足…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は7月14日、2020年の上半期(1~6月)の市販用タイヤの販売実績を発表した。 乗用車用(SUV用、ライト・コマーシャル・ビークル用を含む)の販売本数は前年同期比22%減の8305万本、トラック用は14%減の510万本だった。 第2四半期は乗用車用が31%減の3500万2000本、トラック用が23%減の227万本とマイナス幅が大きかった。 新型コロ…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は7月15日、2019年8月に発行した「パンク修理作業に関する安全啓発ポスター」を改訂し、パンク修理を断るケースの1つとして「空気圧0kPaの場合」を追加した。 同会では「パンク修理作業における作業者の安全をより確保していくため」としている。 ポスターの発行部数は2万6710部。会員タイヤメーカーの系列販売店や全国タイヤ商工協同組合連合会を通じ、タイヤ販売店…
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、様々な講習会の延期や中止が続いている中、神奈川県タイヤ商工協同組合は7月5日にタイヤ空気充てん作業特別教育講習会を再開した。当初開催予定だった3月から約4カ月延期したが、事業者や受講生から実施を求める声が数多く寄せられていたという。自治体や業界団体などが定めたガイドラインを参考に、様々な感染予防策をとりながら開催にこぎつけた。 当日は神奈川県内を中心に…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)がまとめた上半期(1~6月)の市販用タイヤの販売実績は、四輪車合計で前年同期比13.3%減の2623万6000本となり、上半期としては2年ぶりに前年実績を下回った。新型コロナウイルスによる需要減の影響を受けたほか、暖冬でスタッドレスタイヤの販売が落ち込んだことも響いた。 カテゴリー別では、乗用車用が14.5%減の1930万9000本、ライトトラック用が8.7%…
タイヤ公正取引協議会は5月下旬に書面審議で通常総会を行い、新会長にブリヂストンの東正浩副会長、副会長には横浜ゴムの山石昌孝社長を新たに選任した。西潟幸雄副会長(全国タイヤ商工協同組合連合会会長)は重任となった。 2020年度の事業計画の中で、会員企業の適正表示管理体制への積極的な支援や性能データの審査、表示実態調査・指導などを行うことを決めた。また景品表示法や独占禁止法に関する研修会を引き続き…