自工会が定例会見 片山会長「米国の通商政策に懸念」 新副会長にヤマハ・設楽氏着任
日本自動車工業会(自工会)は19日、3月度記者会見を開催した。 片山正則会長(いすゞ自動車)=写真上=は、米国の通商政策への対応、適正取引の浸透、未来志向の型式指定制度などについて、自工会の考えかたを説明した。 そのなかで、対米国通商政策については「日本の自動車メーカーは1982年から米での現地生産を開始し、部品の現地調達を積極的に進め米国企業の一員として継続雇用と投資を促進した」と指摘。2…
日本自動車工業会(自工会)は19日、3月度記者会見を開催した。 片山正則会長(いすゞ自動車)=写真上=は、米国の通商政策への対応、適正取引の浸透、未来志向の型式指定制度などについて、自工会の考えかたを説明した。 そのなかで、対米国通商政策については「日本の自動車メーカーは1982年から米での現地生産を開始し、部品の現地調達を積極的に進め米国企業の一員として継続雇用と投資を促進した」と指摘。2…
この日の内覧会で、今井祥隆社長=写真=は次のようにコメントした。 ——内覧会を通じて訴求したい点とは。 「タイヤビジネスではいかに軽労化・省力化を図れるかが大きなポイント。ハンター社製をはじめ、当社の取り扱い製品はそれをテーマに開発されており、高い品質の作業を実現する。内覧会はお客様に触れていただき、その優れた性能を実感いただくことがねらいだ。 ショーなどの見本市ではじっくりと見ることがむ…
製品のパフォーマンスを体感できる場として イヤサカは第84期(24年9月21日−25年9月20日)事業をスタートさせ、まもなく上期を締める。前期業績は売上・利益面ともに過去最高を達成。当期は売上高230億円、経常利益6億9000万円を目標とする。それを達成するため、重点市場への取り組みを強める方針だ。全国の支店単位で順次実施する、米国HUNTER(ハンター)社製品を中心とした足回り機器内覧会はそ…
ブリヂストンは21日、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の値上げを発表した。 対象商品は国内市販用タイヤ(夏/冬)、チューブ、フラップで、値上げ率は平均6~8%(商品により改定率は異なる)。値上げ時期は夏タイヤが6月1日、冬タイヤは9月1日。 同社は「近年、タイヤ原材料価格の高騰に加え、物流コストが上昇している。サプライチェーンの効率化や生産性向上などのコストダウンに努めているが、企業努力の…
SYNCHRO WEATHER/SPORT MAXX「プレミアム2ブランドの特徴を訴求」 ダンロップは春商戦でオールシーズンタイヤの「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」とプレミアム夏タイヤの「SPORT MAXX(スポーツマックス」シリーズを打ち出す。株式会社ダンロップタイヤのマーケティング本部消費財マーケティング1グループの松村尚典氏に話を聞いた。  …
4月7日「タイヤゲージの日」 (前編からのつづき) 「『基準』を守るためには、それ自身の精度が正確でなければならない」、このように話すのは旭産業(東京都大田区)の石田明義社長=写真上=。旭産業はタイヤゲージの老舗専門メーカーである。 JATMAが先に明らかにした、24年1月から12月に全国で実測した路上タイヤ点検の整備不良率は49.4%。町を走るクルマの2台に1台はタイヤにな…
製品やサービスの品質を保ち、向上させていくことで顧客満足を高める。そのための方針やルール、仕組みなどを総称して品質マネジメントと呼ばれる。タイヤ販売・整備の現場でそれは「作業品質」とも言い換えられる。ひとの命を守る重要な保安部品であるタイヤは不良品を流通させてはならない。販売・整備に際しては、その作業に不具合やエラーがあってはならない。脱輪事故や空気充てん作業時の事故が発生している現状を踏まえる…
オートバックスセブンは、グループ専売のサマータイヤ新商品「ピレリ Cinturato(チントゥラート) P9 AS」=写真=を全国のグループ店舗と公式サイトで新発売した。サイズラインは売れ筋のSUVや輸入車向けに特化。16から20インチの全38サイズをそろえた。ランフラットタイヤも7サイズ、ラインアップした。 新商品はアウト・イン非対称のトレッドパターンを採用。ブレーキング性能とハンドリング性…
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの1月輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量で102万77本(対前年同期比15.3%増)、製品重量で1万3136トン(同横ばい)、金額で13億9942万7千円(13.6%増)。製品重量は横ばいだったが、数量と金額で前年実績を10%超上回った。平均単価(円/本)は1372円と、20円下落した。 数量で15.3%増だったのに対し重量で…
南東北タイヤ商工協同組合は9日、仙台市・秋保温泉のホテルで令和7年度第58期通常総会を開催した=写真上=。令和6年度事業報告書、令和7年度事業計画案をはじめとした議案を可決した。世界経済の不透明感が増すなかで、島貫昭理事長は「昨年は広域組合結成で規模の拡大を果たした。ことしは組織の中身を充実させる1年にしたい」と抱負を述べた。 昨年、宮城・山形・福島の3県にまたがる広域組合として…
全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)は、独自の認定制度として「タイヤテクニカルエキスパート(=TTE)」を推進する。その第5回目となる2025年度TTE検定試験の実施に向け、7日から受検の受付を開始した。受付期間は7月31日まで。受検者数の定員は50名で先着順。受付期間終了前でも定員に達した時点で応募を締め切る。 試験方式はこれまでと同様にCBT(コンピュータベースドテスティング)方式を採…
REGNO GR-XⅢ「ミニバン・コンパクトSUV用に拡充」 ブリヂストンはプレミアムタイヤ事業を強化し「攻め」の戦略を打ち出している。本年2月には「REGNO GR-XⅢ(レグノジーアール クロススリー)」のラインアップを拡大し、ミニバン・コンパクトSUV専用の「REGNO GR-XⅢ TYPE RV」を発売した。ブリヂスンタイヤソリューションジャパン商品企画本部消費財商品企画…
東洋精器工業はタイヤチェンジャー「PIT(ピット)」シリーズに、センターロック式レバーレスチェンジャー「PIT A−500」をラインアップ。本格販売を開始した。同社はセンターロック式チェンジャーとして、ハイグレードクラスの「PIT A−5000」とスタンダードクラスの「PIT M−897」を上市し展開中。新商品はその中間、ミドルクラスの位置付けとなる。今回の新商品上市によりセンターロック式チェン…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、自動車タイヤ統計資料として、2005年から2024年まで20年間の生産・出荷・輸出入実績などをまとめた。 生産・出荷(国内・輸出)実績はトラック・バス用(TB)、小形トラック用(LT)、乗用車用(PC)の各四輪車に加え、建設車両用(OR)、産業車両用(ID)、その他(農業機械用、二輪自動車用、運搬車用の合計)の各品種別と合計のタイヤ本数とゴム量について、2…
独化学品メーカーのランクセスはこのほどゴム添加剤の新製品「Vulkanox HS Scopeblue(ブルカノックスHSスコープブルー)」=写真=を発表した。「ブルカノックスHS」の持続可能性に優れたラインアップとなり、タイヤを酸化劣化や熱劣化から効果的に保護する。 「ブルカノックスHSスコープブルー」は製造に際し再生可能エネルギーとバイオサーキュラーアセトンを使用し、カーボンフットプリントを…