JATMAが国内タイヤ需要の年央見直し 新車用・市販用ともに当初見通しを下方修正
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は24年の国内タイヤ需要の年央見直しを行った。国内総需要本数は1億462万本8千本(対前年比4%減)と、当初見通しから400万6千本減の下方修正となった。 需要見直しの前提として、実質経済成長率を当初見通しの1.5%から0.4%へ下方修正した。(23年実績は1.8%)。自動車生産台数は845万6千台(対前年比6%減)、国内販売台数は当初見通しを下…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は24年の国内タイヤ需要の年央見直しを行った。国内総需要本数は1億462万本8千本(対前年比4%減)と、当初見通しから400万6千本減の下方修正となった。 需要見直しの前提として、実質経済成長率を当初見通しの1.5%から0.4%へ下方修正した。(23年実績は1.8%)。自動車生産台数は845万6千台(対前年比6%減)、国内販売台数は当初見通しを下…
日本と世界を結ぶタイヤ事業本部 全体最適で利益基盤の向上を ――新中期計画(23-27年)で、25年までを成長事業の基盤づくりの期間と位置付けた。その核としてタイヤ事業本部を24年1月1日付でスタート。西口専務がその陣頭指揮にあたることとなった。 20年に組織健康度向上と利益創出の両輪を回すための全社活動、Be the Change(ビー・ザ・チェンジ=BTC)プロジェクトが立ち上がり…
24年上期累計の新車販売台数は登録車が139万7千台(対前年比10.7%減)、軽自動車72万9千台(同17.7%減)、合計212万7千台で、前年実績245万台から13.2%マイナスとなった。新車の売れ筋モデルはホンダ・N-BOX、トヨタ・カローラ、スズキ・スペーシア、トヨタ・ヤリス、トヨタ・シエンタが販売台数トップ5。 輸入車の新規登録台数に目を向けると、各ブランド合計は15万4千台で前年実績…
7月31日付を「2024年夏季特集号」として増ページで制作する関係で、今週号は7月24日付号との合併号としてお届けします。なお、自動車春秋社WEBの更新は31日からとなります。
住友ゴム工業とロジスティード株式会社(東京都中央区、以下、ロジ社と略)は、タイヤのトラブル予知によるトラックの稼働率向上に向けた実証実験を開始した。 ロジ社は国内・国際物流を主に事業展開する。7月からロジ社グループが保有する車両に、住友ゴムが開発したタイヤ空気圧・温度管理サービス(TPMS)を導入する。 2社の協創によるこの実証実験は、メンテナンスや車両調達などの管理を一括して担う「フリート…
日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は第67回ゴム産業労使懇談会を開催した=写真上=。今回は「女性活躍の推進について」がテーマ。労使双方で女性活躍のための企業のあり方を追求し、積極的な姿勢が示された。 ゴム連合が7月11日、横浜市内で実施した労使懇談会では、ゴム産業で働く女性がさらに活躍できる職場の構築へ向け、講演や活発な情報交換が行われた。 女性活躍推進法は2016年の施行以…
横浜ゴムは中国の浙江省杭州市銭塘新区に乗用車用タイヤの新工場を建設する。生産能力は年産900万本でスタートし、将来的な拡大も想定。投資額は約367億円。26年第2四半期から生産開始を予定する。 現地のタイヤ生産子会社である杭州優科豪馬輪胎有限公司が、中国現地政府の都市再開発を目的とした移転要請に応じるもの。新工場の建設は銭塘新区など現地政府の外資投資プロジェクトとなるため、新たに杭州銭塘優科豪…
スムーズな挙動 アイス性能が大幅に向上 TOYO TIREは11日、スタッドレスタイヤの新商品「OBSERVE GIZ3(オブザーブ・ギズ・スリー)」を上市するとリリースした。「アイス性能が大きく進化し、効きが長く環境にも配慮した次世代スタッドレスタイヤ」でOBSERVE GIZシリーズの3代目。新素材と新パターン技術を採用しアイス路面への密着性をアップした。8月から…
ブランディング活動を積極的に EV用ライン揃えCASEに対応 台湾には自動車メーカーがいくつもあり、市場で地位を確立している。日系メーカーや欧米メーカーを母体にした外資系企業があれば、ローカル企業は独自路線で市場を開拓する。そのなか、日産をパートナーとするユーロンモーター(裕隆汽車)の傘下で、プレミアムカーを展開するラクスジェン(納智捷汽車)は唯一のEVメーカー。先に台湾初のB…
――上場を果たされた現在の率直なご感想を。 上場が承認されてホッとしているのがいつわらざる心境。上場会社としてスタート地点に立ったわけだが、今まで以上にステークホルダーの皆様に対する経営責任を強く感じ、身の引き締まる思いだ。上場の準備から審査へと、携わってくれた社員たちが本当によく頑張ってくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。 ――この上場をきっかけに福井県から日本へ…
小野谷機工は11日、東京証券取引所TOKYO PRO Market(証券コード209A)へ株式を上場した。同日、記念のセレモニーが行われた=写真2点=。 同社は1961年、小野谷屋として設立。71年に改組後、タイヤサービス機器と廃タイヤ処理・リトレッドタイヤ関連機器の開発から製造・販売まで、日本国内で一貫して行っている。 上場に至った背景には、同社の企業理念〈品質重視のモノ創りに徹し創造と行…
日本ミシュランタイヤは4日、ホテル・旅館の新たな指標「ミシュランキー」で評価する日本の宿泊施設を発表した。 ミシュランキーはミシュランガイドのホテルセレクションの新評価指標。専任のホテルエキスパートが世界の宿泊施設を調査し3段階のキー(鍵のマーク)で評価し掲載。公式ウェブサイトとアプリで無償で閲覧できる。 ミシュランキーの定義はつぎのとおり。「1ミシュランキー」が〈特別な滞在〉を意味し、独自…
6月28~30日、「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」が幕張メッセで開催された=写真1=。〈自然に優しく、自然を楽しむ。アウトドアを通して多様性のある生活をもっと楽しむ。〉がコンセプト。アウトドアカルチャーの最新情報を知って、買えて、楽しめる総合博覧会だ。200以上のブランドが出展し、3日間で3万7971名が来場した。 LEXUSは「CN ROV Concept」を…
ピレリジャパンは、ハイパフォーマンスタイヤ新商品「Scorpion MS」=写真=を国内で7月から順次発売する。国内発売サイズは17~22インチの28サイズ。 新商品はSUVやCUV向けのハイパフォーマンスタイヤ。ウェットパフォーマンス、快適なドライビング、静粛性、長寿命と低転がり抵抗にフォーカスし開発した。従来モデル「Scorpion Verde All Season」と「Scorpion …
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、24年5月のタイヤ生産・出荷に関する統計データをまとめた。 生産は6万9601トンで、前年同月比7.2%減と、前年実績を割り込んだ。出荷も低調に推移し、国内出荷3万3774トン(前年同月比6.5%減)、輸出出荷3万9385トン(同3.0%減)だった。工場在庫は3万3428トン(同2.9%減)。