JATMAが23年上期の生産・出荷・在庫統計を発表
生産本数はほぼ前年並み。出荷は国内が前年上回るも輸出はダウン JATMA(日本自動車タイヤ協会)は1日、23年上期(1月−6月)自動車タイヤ・チューブの生産・出荷・在庫実績に関する統計データをまとめた。それによると、上期累計の自動車タイヤ・チューブ生産実績は本数で6561万2千本、ゴム量で48万8559トンとなり、本数で対前年比0.8%減、ゴム量で同2.9%減と、前年同期の実績に届かなかった。 …
住友ゴムが「グラントレック XS1」を新発売 住友ゴム工業は、カスタムを楽しむための選べるサイドデザインを採用したSUV用スタッドレスタイヤDUNLOP(ダンロップ)「GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)」を9月から順次発売する。 コンパクトSUVを対象に、LT215/70R16 100/97N、185/85R16 105/103L LTの全2サイズで展開。価格はオー…
ブリヂストンがENLITEN採用し氷上性能と耐摩耗性向上 ブリヂストンは、小型トラック・バス用スタッドレスタイヤの新商品「BLIZZAK W989」(ブリザック ダブリュキューハチキュー)を9月から発売する。発売サイズは24サイズで、価格はすべてオープン価格。 「BLIZZAK W989」は、「循環ビジネス時代の新たなプレミアム」として展開を進める商品設計基盤技術「ENLITEN」(エンライト…
GfKジャパンは7月27日、23年上半期(1-6月)のタイヤ販売動向を明らかにした。 タイヤ全体では、23年上半期は数量で前年比5%減と微減。夏タイヤは4月にメーカー出荷価格引き上げ前の特需はあったものの、前年ほどの盛り上がりを見せるには至らなかった。店頭では数量で前年比7%減、インターネットでは同10%減と、ともに前年よりマイナスとなった。 出荷価格が引き上げられたことにともない、店頭の平…
上期業績予想を修正。50億円の減収も、利益面は上方修正 日本ゼオンは7月27日、2023年度第1四半期決算説明会を行った。当期の連結業績は対前年同期比では56億円減収・営業利益46億円の減益、対前期比では25億円減収・営業利益68億円の増益となった。当期の連結売上高と各利益は〈別表〉の通り。 このうちエラストマー事業は売上高が前年同期比2.5%減の522億1800万円、営業利益は39.3%減の…
ユーザーの〝困りごと〟に速やかに対応 独自のサービスで顧客のハート掴む タイヤネット八王子は㈲ミズノが埼玉県を中心に展開する店舗のうち唯一東京都に位置し、高尾街道沿いの犬目町交差点にほど近い場所にある。圏央道あきる野インターからも近く、東京都下の郊外客が足を運びやすい立地だ。 大澤公義代表は狭山本店、新座営業所、所沢市にあるホイール修理メインのリペア店とリテール店、そして同店と計5店舗を2…
ブリヂストンタイヤソリューションジャパンはこのほど、トラック・バス向けサブスクリプション型ソリューションサービス「トータルパッケージプラン」(TPP)のメニュー拡充・強化の方針を打ち出した。 「TPP」はタイヤの提案からメンテナンス・点検管理・予算管理などのタイヤマネジメント業務までをブリヂストンが担い、使用状況に合わせてタイヤの安全かつ効率的な使用を可能にするもの。 既存サービスであるタイ…
クリーンで低コストな水素の活用を目指す 住友ゴム工業は7月24日、福島県の白河工場で推進する水素エネルギー活用の量産タイヤ製造時に、再生可能エネルギーを利用した水素製造施設、福島水素エネルギー研究フィールド(=FH2R、福島県浪江町)の水素を1カ月間にわたり供給を受けると発表した。この日開催した、近隣の小学生を対象とする「夏休みわくわく寺子屋in白河工場」イベントの中で明らかにした。  …
日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は13日、都内で「第65回ゴム産業労使懇談会」を開催し、タイヤ・ゴム関連企業から労使の代表50人が出席した。 今回はゴム産業の課題のひとつとなっている人材の確保と定着を考える「ワークエンゲージメント」をテーマとした。 挨拶に立ったゴム連合の佐藤宜弘中央執行委員長=写真上=は、「2018年頃から退職者の面談数が急激に増加し、若年層の離職に関して関心を高めるよ…
単位組合の広域化は初 宮城県タイヤ商工協同組合(島貫昭理事長)はこのほど、単位組合の事業活動と会員所在のエリアについて、山形県と福島県まで拡げることを内定した。これにともない、組合の名称を南東北タイヤ商工協同組合に変更する。19日開催の臨時総会で組合名や定款の変更などを決議。今期の事業年度内に各種の手続きを完了させ次第、南東北タイヤ商工協同組合として一歩を踏み出す。 今回の宮城…
走る楽しさを日常で味わえる 高性能のスポーツ性能を発揮 本紙ではこのほど、フォルクスワーゲンの新型ゴルフRに同乗する機会が得られた。ドライバーを担当するのは瀬在仁志さん。レースドライバー経験が長く、国内をはじめ海外レースでも活動してきている。現在はモータージャーナリストとして専門誌での新車インプレッションなどを担当し活躍中だ。新車用タイヤと市販用タイヤは密接にリンクしていることは言うまでもない…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)はこのほど、2023年上期(1月〜6月)自動車タイヤ・チューブの統計データをまとめた。上期累計の新車用タイヤの販売本数は合計で2000万5千本、対前年比17.1%増加。半導体不足や部品調達難で新車の生産制約が大きく影響した前年から、回復へと向かう着実な足取りを示した。一方、上期累計の市販用タイヤ販売本数は3134万8千本、同2.4%減で、コロナ禍前の水準までほぼ…
新中計ベースに企業理念の具現化を ――2023年に新中期経営計画(新中計)を発表されました。そこで掲げられた目標に向け事業活動に取り組んでいかれますが、22年までの中計を振り返りタイヤ事業の推移を分析してください。 2015年に米国グッドイヤー社とのアライアンスを解消しました。それを契機に、独自路線で北米をはじめ海外市場での事業拡大を進めてきています。 その一例として、米国工場を買収しまし…
2023年も折り返し地点を過ぎた。第11面でJATMA(日本自動車タイヤ協会)による23年上期(1月〜6月)累計の統計データをグラフ化したが、市販用タイヤ販売本数の折れ線で一目瞭然、その推移は月ごとに起伏が激しい。値上げ前の仮需要の発生と反動の影響を見てとることができる。では下期はどのような需要曲線をたどるのか、大きな関心事だろう。JATMAは23年国内需要の年央見直しを明らかにした。第6面の通…