ブラジル最大のNR加工業者を買収へ ピレリがHevea―Tecを
ピレリはこのほど、ブラジル最大の独立系天然ゴム加工業者であるHevea―Tecの株式100%を買収する契約に署名したことを明らかにした。 この買収契約はHevea―Tecの約2100万ユーロの企業価値に基づき行われ、独占禁止当局からの承認を含む一定の条件が満たされれば23年末までに完了する予定。この契約によるピレリの23年純財務目標約23億5000万ユーロに影響しないという。 ピレリによると…
ピレリはこのほど、ブラジル最大の独立系天然ゴム加工業者であるHevea―Tecの株式100%を買収する契約に署名したことを明らかにした。 この買収契約はHevea―Tecの約2100万ユーロの企業価値に基づき行われ、独占禁止当局からの承認を含む一定の条件が満たされれば23年末までに完了する予定。この契約によるピレリの23年純財務目標約23億5000万ユーロに影響しないという。 ピレリによると…
住友ゴム工業 執行役員タイヤ国内リプレイス営業本部長 河瀬二朗氏 “人に寄り添う”ビジネスを展開 ――国内リプレイスタイヤ事業について、これまでを振り返って。 新型コロナの感染状況が下火になりつつあることから、経済環境は回復基調にありました。国内経済全般で物価の上昇が見られ、タイヤ業界でも原材料価格や輸送費の高騰などを受け22年に2度、市販用タイヤの値上げを行いました。その影響もあり、22…
乗用車系700店、生産財系400店でスタート ブリヂストンタイヤソリューションジャパンは、新たな小売サービスソリューションネットワーク「B―select」(ビーセレクト)を日本国内で本格展開する。将来的には乗用車系ユーザーへの対応を中心とする販売店(BtoC)で1000店以上、輸送事業者のユーザー向け販売店(BtoB)で500店以上の規模へと拡大していく考え。 「B―selec…
住友ゴム工業は、マッド路面からミディアム路面まで幅広くカバーするモトクロス競技専用タイヤDUNLOP「GEOMAX MX34(ジオマックス エムエックスサンヨン)」を7月1日から順次発売する。発売サイズはフロント6サイズ、リア11サイズで、価格はオープン価格。 「GEOMAX MX34」は国内外のレースで培った最新テクノロジーで開発したモトクロス競技専用タイヤ。マッド路面からミディアム路面まで…
ネクセンタイヤジャパンは、オールシーズンタイヤ「N-blue 4Season(エヌ・ブルー フォーシーズン)」に、新たに軽自動車・コンパクトカー向けの2サイズを追加し7月1日から順次発売する。 発売サイズは165/55R15 75T(7月1日)、165/70R14 85T XL(10月発売予定)で、いずれもオープン価格。 「N-blue 4Season」は、排水性を高めるディレクショナルパタ…
独コンチネンタルタイヤはこのほど、サステナブル素材を最大65%使用した「UltraContact(ウルトラコンタクト) NXT」を発表した。19サイズについて、7月から欧州のタイヤディーラーで発売する。 「ウルトラコンタクト NXT」は、再生可能素材やリサイクル素材、マスバランス認証済み素材を使用したのが特徴。製紙産業や木材産業からの残材をベースにした再生樹脂やもみ殻灰由来のシリカなど、再生可…
気候変動への対応として環境負荷低減を図る各種の活動が推し進められている。自動車業界の新たな潮流であるCASEの「Electric」(電動化)もその一環であり、脱炭素化社会実現のキーワードとなり、シフトチェンジが加速している。 タイヤ整備サービス関連でも例外ではない。電動化への対応を図る取り組みが先般開催の「第37回オートサービスショー2023」でも見られた。小野谷機工が参考出品したロードサービ…
アジア・太平洋地域で最大級のタイヤトレードショー、「第18回中国国際タイヤエキスポ(CITEXPO)2023」(主催・海富國際展覧服務有限公司=Reliable社、Topic社)は9月4日〜6日、上海・浦東の国際展示コンベンションセンター(上海世博展覧館)で開催される。 CITEXPOは乗用車用、トラック・バス用、OTRなど自動車タイヤをメインに、ホイールやリトレッド、アフターサービス関連、整…
横浜ゴムはこのほど、信州大学との共同で亀裂(クラック)が進みにくいゴム材料を開発した。 これは同社と信州大学学術研究院(繊維学系)の鈴木大介准教授らの研究グループとの共同研究によるもの。開発したゴム材料は高分子微粒子を活用し、有機溶剤や補強剤などの添加剤を使わずに、亀裂に対し高い耐久性を有するという。 この研究で得た知見をもとにさらに研究を進めることで、人や環境にやさしく、より安全で耐久性の…
2022年北米市場におけるゴム売上高ランキングが明らかになった。米国の専門誌(ラバーニュース6月26日付)発表によると、第1位から第5位までのランキングは21年から変動はない。ただヨコハマ・タイヤ・コーポレーションが21年第12位から22年は第6位へと大きく躍進した。 同ランキングは北米市場でのゴム製品売上高を金額ベースでまとめ、ランキング化したもの。第15位までの売上高は〈表〉…
日本ミシュランタイヤは、プレミアムコンフォートタイヤ「MICHELIN e・PRIMACY」(ミシュラン イー プライマシー)に新サイズを追加し、7月27日から順次発売する。 今回のサイズ拡大はコンパクトカーや軽自動車の電動車向けに展開するもの。185/60R16 86Hを7月から、165/55R15 79V XLと155/65R14 79H XLの2サイズを9月から発売する。いずれもオープ…
横浜ゴムは、三菱ふそうトラック・バスが国内で発売した小型EVトラックの新型「eCanter」の新車装着用タイヤとして、「RY01C」の納入を開始した。 「eCanter」は、2017年に国内初の量産型小型EVトラックとして発売され、今回が発売以来初のフルモデルチェンジ。装着サイズは205/70R17・5 115/113N LTで、トラック・バス用タイヤのEVへの新車装着は同社初。 「RY01…
日本中古タイヤ輸出業者協議会は16日、都内で第28回定時総会・懇親会を開催し、会員11名が参加した。 定時総会では牧野満会長(㈲牧野貿易商会)が22年度の収支決算を報告した。また、現在書面で行われている諸通信のオンライン化が議題に上がり、継続して検討することが了承された。 懇親会では意見交換を行い、昨年まで高騰していた海上運賃の値下がりに関する話題が多く上がった。「運賃は下がったものの、肝心…
ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱代表取締役社長 久米伸吾氏 お客様に選ばれる新たな価値づくりに挑む プレミアムタイヤ事業戦略を強化 ――22年事業の振り返りを。 22年の国内タイヤ市場は、Covid-19感染影響が継続したものの、行動制限の撤廃による人流や車の稼働回復の動きがみられました。その中で、月別では値上げに伴う仮需とその反動による増減はあるものの、通期でみると乗用車用・…