横浜ゴム山石昌孝社長「高付加価値品の販売拡大、順調に」
横浜ゴムの山石昌孝社長は2月17日に開いた決算会見で2021年度から2023年度までの中期経営計画の進捗を報告し、「高付加価値タイヤの販売は2022年度に42%に高まった」と成果を述べた。同社は消費財タイヤで高付加価値品の販売拡大を掲げ、「アドバン」「ジオランダー」「ウィンタータイヤ」の構成比率を2019年度の40%から23年に50%以上に高めることを目指している。2023年は「ジオランダー」の…
横浜ゴムの山石昌孝社長は2月17日に開いた決算会見で2021年度から2023年度までの中期経営計画の進捗を報告し、「高付加価値タイヤの販売は2022年度に42%に高まった」と成果を述べた。同社は消費財タイヤで高付加価値品の販売拡大を掲げ、「アドバン」「ジオランダー」「ウィンタータイヤ」の構成比率を2019年度の40%から23年に50%以上に高めることを目指している。2023年は「ジオランダー」の…
会見でブリヂストン石橋秀一CEOは次のように語った。「タイヤ事業では、グローバルで高インチタイヤを拡売した結果、2022年の乗用車用市販用タイヤにおけるプレミアムタイヤ販売比率は、前年比3ポイント増の49%となった。2023年は、その比率を5割以上に高めていく。 2023年は乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、鉱山・建設車両用タイヤ、モーターサイクル用タイヤの各領域に合わせて約960億円を…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)の調査によると、2022年に発生したタイヤ空気充てん作業中18件の事故のうち、パンク修理作業に関連するものは7件。また、パンク走行などに伴うタイヤの損傷は9件あり、この中で引きずり痕の未確認が7件だった。安全囲いを使用していなかったケースは10件あったほか、タイヤ空気充てん作業特別教育を受講していなかったケースも8件あった。 業態別ではタイヤ専業店が8件、自家…
ブリヂストンは2月1日、東京都小平市のブリヂストン・イノベーション・パークでソフトロボティクス事業に関する説明会を開き、会場では同社が取り組んできたゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)や、それを活用したソフトロボットハンドの研究・開発活動を紹介する体感型展示を行った。 ゴム人工筋肉はタイヤや油圧ホースで培った技術を適用して開発。ゴムチューブと繊維のスリーブで構成されており、内部に空気や油を注…
自動車整備用機械工具の開発・販売を手掛けるTARO’S WORKS(長野市)はこのほど、トラックタイヤサービス用のコードレストルクマルチプライヤー「QXトラックトルク」の販売を開始した。新製品はホイール・ナットの締め付け作業をデジタル制御により数値化するほか、本数の監視や締め忘れ検出機能により、人為的な作業ミスを回避することが可能になる。さらに無線通信によるネットワークを構築してツー…
小野谷機工は1月にトラック・バス用の超偏平ワイドシングルタイヤからライトトラック用タイヤ、乗用車用タイヤまで幅広く対応したホイールバランサー「ダイナマックス TBm-MAX」を発売した。新モデルは21.5インチの大型タッチパネル液晶モニターを採用して作業性を大きく向上させたほか、安全作業や軽労化につながる機能を備えたハイエンドモデルとなる。開発を担当した商品開発本部技術開発部兼サービス機器営業本…
印アポロタイヤ傘下のアポロ・ブレデシュタインは1月26日、英国のドライバー1000人に行った調査で、タイヤのロードインデックス(LI)を正しく認識している人の割合は6%だったと発表した。性別ごとに見ると、男性では11%、女性は3%となった。 同社は「最適でないロードインデックスのタイヤの選択は、車両のパフォーマンスやエフィシェンシー(環境性や環境効率)、安全性を損なうことになる」とし、さらに「…
住友ゴム工業は2月14日、2023年から2027年までの5カ年の新中期計画を発表した。2025年までにこれまで苦戦が続いていた北米事業の収益改善に取り組むとともに、既存事業の選択と集中、組織体制の再構築などを進めて高収益体質を目指す。 同社は2020年2月に5カ年の中期経営計画を公表していたが、新型コロナ禍による影響などを受けて利益面での減少が顕著だった。特にタイヤ事業では北米での利益悪化、固…
エイワ(兵庫県西宮市)はこのほど、「令和4年度プラチナ成長企業」の認定を受け、2月2日に神戸市内のホテルで開かれた認定式に前中勝彦社長が出席して認定証が授与された。 プラチナ成長企業は、兵庫県の外郭団体「ひょうご産業活性化センター」が実施するもので経営革新や顧客価値創造を実現した県内の中小企業が認定の対象。同センターは2003年度から県内で売上高や利益、雇用の増加が見込まれる中小企業を「成長期…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、昨年1月に支援費の交付を決定した福岡県嘉麻市の原状回復事業(廃タイヤの撤去)で、廃タイヤの撤去が完了したと2月7日発表した。他の廃棄物も全て撤去され、原状回復されたことを確認した。 今回、嘉麻市熊ケ畑字花熊(総面積約1万6500平方メートル)で原状回復事業を実施し、廃タイヤ250.14トン(2万6707本)の撤去が完了した。撤去費用総額は2569万311円…
ブリヂストンと出光興産は2月8日、出光興産千葉事業所が構内移動車両として運用する超小型EV(電気自動車)に、空気の充填が要らない「エアフリーコンセプト」を用いた次世代タイヤを装着し、実用化に向けた実証実験を2月から開始すると発表した。 ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、地面に接地するゴムとホイールを繋ぎ、衝撃を吸収する機能を持つ特殊形状スポークを採用している。同部材により荷重を支えるこ…
特殊塗料や溶剤の開発・販売を行う江戸川合成(埼玉県東松山市)は、2021年8月に再生タイヤ(リトレッドタイヤ)向けの水性塗料「アクアリコート」を本格発売した。同製品はサイドウォールに新品タイヤのような艶消しの黒色を再現し、意匠性に寄与する同社初のタイヤ向け塗料となる。ゴムに対する密着性、塗膜性能も十分に確保していることから、本格発売後は複数のメーカーで採用されたほか、新品タイヤの製造工程で生じた…
日本ミシュランタイヤとGAM(群馬積層造形プラットフォーム)は1月27日、仏・国立産業技術センターのCetim(テクニカル・センター・フォー・メカニカル・インダストリーズ)のノウハウを取り入れた共同開発プロジェクトやトレーニングプログラムが始まったと発表した。 Cetimは昨年6月、日本市場でトレーニングやサービスを展開することを目的としてGAMに正式加入した。これにより、GAMは「金属積層造…