ブリヂストンと消防研究センター「救急車用パンク対応タイヤ」公開
ブリヂストンは10月28日、総務省消防庁の消防大学校消防研究センター(東京都調布市)で、同センターと共同で研究開発した「救急車・指揮車用パンク対応タイヤ」を報道陣に公開した。新開発したタイヤは実証実験を通じて、パンクが発生しても一定距離を走行できることが確認されている。これまで低偏平タイヤに適用してきたランフラットテクノロジーを応用し、救急車のような重量の重い車両に装着できる“パンク対応タイヤ”…
ブリヂストンは10月28日、総務省消防庁の消防大学校消防研究センター(東京都調布市)で、同センターと共同で研究開発した「救急車・指揮車用パンク対応タイヤ」を報道陣に公開した。新開発したタイヤは実証実験を通じて、パンクが発生しても一定距離を走行できることが確認されている。これまで低偏平タイヤに適用してきたランフラットテクノロジーを応用し、救急車のような重量の重い車両に装着できる“パンク対応タイヤ”…
イヤサカは10月、米ハンター社のアライメント検査システム「クイック・チェック・ドライブ」と、タイヤトレッド検査システム「クイック・トレッド・エッジ」を発売した。両システムは、コンセプトに「アンマンド・インスペクション」、つまり“無人の検査”を掲げており、イヤサカの斎藤智義社長は、「車両入庫時などに装置を通過させるだけで足回りビジネスのチャンスを拡大することができる」と紹介する。9月に同社首都圏ト…
京都機械工具(KTC)は11月からタイヤリフター「AWL101」を発売した。メカニックの高齢化や人材不足に加え、タイヤの大型化で足回り作業の負担が増加する中、作業の省力化につながる機材として提案する。参考小売価格は50万円(税別)。 新製品は地上高520mmから最大1250mmまでタイヤを電動で昇降できる。重いタイヤでもスムーズな昇降作業が可能で、両手で作業を行うことで安全面も向上する。 ま…
中国のZCラバーが展開するCHAOYANG(チャオヤン)ブランドのトラック・バス用タイヤを販売するヨロズ物流(大阪府富田林市)はこのほど、タイヤサービスカー事業をスタートした。チャオヤンタイヤのユーザー向けに出張サービスの専門会社を立ち上げて、主に南大阪地区で交換作業を提供する。同社では「輸送業界では2024年問題が迫る中、タイヤ交換にかかる時間を削減し、お客様の要望にお応えすることでビジネス拡…
日本ミシュランタイヤは11月9日、ミシュラン、BFグッドリッチ、カムソ各ブランドで市販の商用車用タイヤのメーカー出荷価格を2023年1月3日から平均8%値上げすると発表した。 対象商品は、トラック・バス用(夏・冬)、小型トラック・バス用(夏・冬)のほか、鉱山・建設車両用、産業車両用、農業機械用、リトレッドタイヤ、チューブ、フラップ。 同社では、「原材料費やエネルギー価格の上昇が製造費および輸…
ブリヂストンは10月28日、タイヤ用次世代RFIDタグの早期実用化に向け、トッパン・フォームズと実装技術の共同開発を開始したと発表した。通信性能を大きく向上させ、既存の技術より離れた位置から正確なデータの読み取りを実現する。遠隔でのタイヤデータの読み取り、システムへのデータ接続が可能となり、作業時間の短縮や安全性・作業性の改善につなげる。 RFIDは無線通信を用いてICタグなどの情報を非接触で…
日本ミシュランタイヤは10月15日、群馬県の太田サイトで社内イベント「わくわくフェスティバル2022」を開催し、社員約200名が参加した。同社は来年8月に本社を東京都新宿区から群馬県太田市に移転することを決めている。須藤元社長は「ワンチームとなって市場のニーズに対応する体制を目指している。全ての社員がリーダーとして行動することがチームの進歩となり、持続可能な成長につながる」と展望を示している。 …
住友ゴム工業はこのほど、現在の低燃費タイヤより更に燃費性が向上した“夢の低燃費タイヤ”の開発につながるバイオポリマーの合成に成功したと発表した。東北大学の高橋征司准教授、金沢大学の山下哲准教授、埼玉大学の戸澤譲教授らと共同で実施したもの。 研究チームはこれまで独自に開発した改変トマト由来酵素を触媒とすることで、ポリマーを構成するモノマーのうち、列の先頭のモノマーを変更できることを発見している。…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、冬道でのスタッドレスタイヤの装着を啓発するチラシとポスターを作成した。降雪地域向けと非降雪地域向けの2パターンを用意。チラシは合計35万1000部、ポスターは約2万5000部を作成し、関係団体などに配布を始めた。 首都圏などの非降雪地域では夏タイヤを装着したまま冬道を走行し、スリップして立ち往生した結果、渋滞や交通事故につながるケースが毎年のように…
ブリヂストンと総務省消防庁消防大学校消防研究センターは10月24日、パンクしても走行可能な「救急車・指揮車用パンク対応タイヤ」を共同で研究開発し、実証実験で社会実装可能な技術を確認したと発表した。 これまでの救急車などのタイヤは災害時の荒れた路面を走行してパンクした場合、タイヤが潰れて走行を続けることができなかった。一方、「パンク対応タイヤ」は、ブリヂストンが保有するランフラットテクノロジーを…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は10月19日、東名高速道路・浜名湖サービスエリアでタイヤ点検活動を実施した。この活動はタイヤの使用実態を把握し、タイヤ整備不良に起因する自動車事故の未然防止を図るほか、ユーザーへタイヤの正しい使用・管理方法をPRするもの。 当日は山石昌孝会長(横浜ゴム社長)も活動に参加。静岡県警察本部交通部高速道路交通警察隊、中日本高速道路㈱東京支社、静岡県トラック協会、静…
日本グッドイヤーは乗用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」(ベクター・フォーシーズンズ・ジェンスリー)とSUV向け「VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV」の2商品を8月から順次発売した。同社のオールシーズンタイヤはこれまでも冬性能が市場から高く評価されてきたが、今回の新商品はそれを更に上回るレベルを実現し、また静粛性とライフ性能の大幅向上といった夏…
宮城県白石市にある有限会社島貫タイヤ商会は創業約65年の老舗タイヤ販売店。乗用車用タイヤからトラック・バス用タイヤ、さらに建設機械用の大型タイヤまで手掛ける地域有数の店舗だ。同社は6月末に社長交代を行い前社長の島貫昭氏が会長となり、3代目の社長には島貫精一氏が就任した。二人に店舗の歴史と今後の方針を聞いた。 国道4号線沿いにある島貫タイヤ商会は、島貫会長の父が創業した当時からこの場所に店舗を構…
仏ミシュランは10月5日、伊クーネオ工場でメディア向けのイベントを開催し、サステナブル原材料の使用比率が45%の乗用車用タイヤと58%のバス用タイヤを初めて公開した。これらのタイヤはすでに公道での使用が承認されており、現行のタイヤと同等の性能を持つという。 ミシュランでは「2つのタイヤは、2~3年以内の未来の標準的なミシュランタイヤの技術を示すもの」とし、「2050年までに全てのタイヤを100…