国内タイヤメーカー4社の上期業績 販売減や原料高響く
国内タイヤメーカー4社の1~6月期決算が出揃った。欧米や中国、アジアなどで販売が落ち込んだほか、石油系原材料価格の高止まりが影響して全社が営業減益となった。国内市場では年初に降雪がなかったため、冬タイヤの販売が落ち込んだことも響いた。通期業績はブリヂストンとTOYO TIRE(トーヨータイヤ)が下方修正を発表した。下期以降も米中問題をはじめとした経済の先行きに不透明感があり、新興国の一部で景気下…
国土交通省と経済産業省は6月3日、乗用車の新たな燃費基準案を発表した。対象には電気自動車(EV)とプラグインハイブリッドカー(PHV)を新たに加え、2030年度には2016年度の実績から約3割の燃費改善を求める。こうした動向に影響を受けるのはもちろん自動車メーカーだけではない。乗用車の省エネやCO2排出削減に向け、転がり抵抗の低減といった技術面で、タイヤメーカーにも大きな期待が寄せられる。この燃…
ブリヂストンの欧州子会社、ブリヂストンEMEAは6月27日、スマート工場プロジェクトに3600万ユーロ(約44億円)を投じると発表した。ポーランド、ハンガリー、スペイン、イタリア、フランスにある8つの工場で生産プロセスのデジタル化を推進する。プロジェクトは今年から4年間を計画している。 今回のプロジェクトは半製品の製造やエネルギー供給、メンテナンス、生産管理、生産計画など工程全般が対象となる。…
ブリヂストンの欧州子会社は6月13日、車両のCO2排出削減に寄与する軽量タイヤ技術「Enliten」を発表した。転がり抵抗性能の向上や原材料使用量の削減が期待される。新技術では、摩耗や安全性などをトレードオフすることなく、転がり抵抗は標準のプレミアム夏タイヤと比較して約20%、タイヤ重量は約10%低減した。また、ハンドリングやスタビリティの向上にも貢献する。 技術面では、高い耐摩耗性能や浅溝を…
ブリヂストンは6月3日、同社及び同社グループが米ゼネラル・モーターズ(GM)の第27回アニュアル・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー・アワードで2018年度の「サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」として表彰されたと発表した。今回の受賞は同社グループとしては4年連続17度目。 今回の表彰では、GMの購買部門や技術部門、品質部門、製造部門、物流部門の幹部による選考を実施。継続的な貢献や優れた価値の提供、新…
ブリヂストンは6月7日、横浜国立大学や公益社団法人日本交通計画協会、アドヴァンスと共同でバリアレス縁石を開発し、岡山県岡山市の後楽園のバス停で実用化したと発表した。 バス停バリアレス縁石は、側面に特殊な形状を施すことで乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性向上を可能にし、バス乗降のバリアフリー化に寄与するもの。今回実用化した製品は、同社と日本交通計画協会の知見を融合し、大型・小型バスが共に正着…
ブリヂストングループは4月8日、ブリヂストンタイヤジャパンの社員約2000人をはじめ、開発責任者や工場長なども参加して全国で安全啓発活動を実施した。その中のひとつ、ENEOSフロンティア環七豊玉店(東京都)で活動の様子を報道陣に公開した。 ブリヂストン日本タイヤ事業管掌兼日本タイヤ事業SBU CEOの磯部正博常務執行役員は、ドライバーにJATMAが発行するパンフレットなどを配布した。 磯部常…
ブリヂストンは4月10日、豪州子会社がニューサウスウェールズ州に鉱山ソリューションの新拠点を開設したと発表した。新拠点の名称は「ハンターバレー マイニング ソリューション センター」(HMSC)で、従業員数は約60名。同社がマイニングソリューションセンターを開設するのは2カ所目となる。 今後HMSCでは、鉱山車両用タイヤの販売や保守、修理をはじめ、リムの改修修理、タイヤのフィッティングなどを組…
ブリヂストンは4月11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車と共同で「国際宇宙探査ミッション」に挑戦すると発表した。月面を走行するモビリティ「有人与圧ローバ」に装着するタイヤ(接地体)の研究を推進していく。 このミッションはJAXAとトヨタが「人類の活動領域の拡大」と「知的財産の創出」を目的に3月に発表したもの。その中で「有人与圧ローバ」を月面で接地させることが課題となっているが、…
新年度がスタートした1日、国内タイヤメーカーが一斉に入社式を行い、各社のトップは「新たなことに果敢に挑戦を」「色々なことに挑戦して学びを得る」「新しい時代を創るその主役になって欲しい」など、期待を込めてエールを送った。 ブリヂストンの江藤彰洋COO兼社長は、同社の創業時から現在の経営のグローバル化について触れ、「当社が現在、そして将来実行しようとしていることは過去から脈々と受け継いできた理念や…
ブリヂストンは、乗用車用タイヤの新商品「REGNO GR-XⅡ」(レグノ・ジーアール・クロスツー)を2月1日から発売した。新商品はフラッグシップブランドに求められる静粛性や乗り心地などの快適性能を向上しつつ、摩耗時にもその性能を維持することが大きな特徴となる。3月中旬に行われた試乗会でその実力を確認した。 「REGNO」シリーズはブリヂストンの乗用車用タイヤの中でプレミアムゾーンに位置付けられ…
国内最大級の二輪車展示会「第46回東京モーターサイクルショー」が3月22日から24日の3日間、東京ビッグサイトで開催され、国内外からタイヤメーカーや二輪車メーカー、パーツ関連企業など153社・団体が出展した。各社のブースでは最新モデルが紹介され、多数の来場者で盛況だった。 ブリヂストンは2月に発売を開始した「BATTLAX HYPERSPORT S22」と「BATTLAX ADVENTUREC…
ブリヂストンタイヤジャパン宮城カンパニーは3月5日と6日の2日間、仙台市内で「ブリヂストン春の提案会」を開催し、タイヤ専業店やカーディーラー、SS、整備工場などのスタッフ約300人が参加した。 会場では、今年発売した新商品「REGNO GR-XⅡ」をはじめとするラインアップを展示したほか、整備機器各社がタイヤチェンジャーなどを出品。さらに、アルミホイールやカーナビ、ドライブレコーダーなど用品コ…