ブリヂストンの2018年業績 タイヤ部門は堅調で増収増益に
ブリヂストンの2018年度連結業績は、営業利益が対前期比4%減の4027億円、経常利益が5%減の3811億円の減益だった。 営業利益の部門別内訳をみると、タイヤが2%増の3939億円と堅調に推移。一方、多角化はソリューションを軸とした再構築化による利益減少の影響で72%減の89億円と大幅な減益となった。営業利益の増減要因は、売値ミックスの改善などで67億円がプラスに働いたが、販管費増などで23…
ブリヂストンの2018年度連結業績は、営業利益が対前期比4%減の4027億円、経常利益が5%減の3811億円の減益だった。 営業利益の部門別内訳をみると、タイヤが2%増の3939億円と堅調に推移。一方、多角化はソリューションを軸とした再構築化による利益減少の影響で72%減の89億円と大幅な減益となった。営業利益の増減要因は、売値ミックスの改善などで67億円がプラスに働いたが、販管費増などで23…
ブリヂストンは1月22日、欧州子会社が蘭トム・トムの子会社でデジタルフリートソリューション事業を運営するトム・トム・テレマティクスを買収すると発表した。トム・トムが世界で約86万台の車両に提供しているサービスで得たビッグデータを活用して、商品開発やサービスの向上を図る。買収金額は9億1000万ユーロ(約1138億円)で、2019年の上期中の買収完了を予定している。 トム・トムは欧州で業界をリー…
1月11日から13日の3日間、千葉市の幕張メッセで開催された世界有数のカスタムカーのイベント「東京オートサロン2019」。来場者数が過去最多の33万666人となり、盛況のうちに幕を閉じた。会場では近年人気のSUVをはじめ、最新のスポーツモデル、ラグジュアリーカーなどが高い存在感を発揮。タイヤメーカー各社もそれぞれのブランドが持つ世界観を全面に訴求してクルマの魅力や楽しさ、興奮を演出して多くの来場…
ブリヂストンは1月15日、REGNO(レグノ)ブランドの新商品「REGNO GR-XⅡ」(レグノ・ジーアール・クロスツー)を2月1日から発売すると発表した。 レグノは同社が展開する乗用車用タイヤのカテゴリーで最上位に位置するブランド。静粛性や乗り心地、運動性能などタイヤに求められる各種性能を高次元で両立させる“グレートバランス”をコンセプトとしている。 新商品は、この“グレートバランス”を軸…
ブリヂストンは12月13日、江藤彰洋副社長が来年1月1日付で代表執行役COO兼社長に昇格すると発表した。津谷正明CEO兼会長は留任し、西海和久COOは代表権のない取締役に就く。また、新たに2人の代表執行役副会長職を設け、石橋秀一副社長とゴードン・ナップ専務が昇任する。 同日、都内で開いた会見で江藤氏は「当社が培ってきた強みをしっかりと継続する。また、ここ数年特に強化してきたグローバル化は永遠の…
ブリヂストンの津谷正明CEOは11月30日に会見を行い、「今年は我々にとって特別な節目の年だった」と述べた。 津谷CEOは2018年を振り返り、「1968年に社是『最高の品質で社会に貢献』を定め、デミング賞を受賞した。経営の近代化を進めたその年から今年は50年となる。1988年には米ファイアストンを買収しグローバル化の大きな一歩を踏み出した時から30年となった。経営の最終目標は『真のグローバル…
国内メーカー各社がタイヤ整備のスキル向上を積極化している。大型車の脱輪事故増加などを背景に、より確実な点検整備に対するユーザーからの期待が高まる中、いかに安全で効率的な作業を徹底していくか――ブリヂストンや住友ゴムはメンテナンスを一つの商品と位置づけて取り組みを強化するほか、横浜ゴムや東洋ゴムなども自主系のタイヤ専業店を巻き込みながらレベルを高める活動を推進していく。 国内4社がタイヤの整備技能…
ブリヂストンは9月11日、欧州子会社ブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィー(BSEMEA)が英国のイグゾースト・タイヤズ・アンド・バッテリーズ(ETB)社を買収したと発表した。株式の取得は9月6日に完了している。買収額は非公表。 ETB社は1980年に設立。英国の南西部で乗用車タイヤの販売や整備など自動車関連サービスを行っており、32店舗をチェーン展開している。従業員数は8月末時点で265名。 …
ブリヂストンは8月7日、同社の技術センター(東京都小平市)で技術説明会を開き、ゴムの伸長結晶化を世界最高速で観察する技術を確立したと発表した。天然ゴムと合成イソプレンゴムの耐亀裂性の違いのメカニズム解明に繋がることが期待される。 天然ゴムは一般的な合成イソプレンゴムに比べて亀裂が進展しにくいという特性がある。高い耐久性が求められる鉱山車両用やトラック・バス用タイヤの原料として大きなウェイトを占…
国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…
担い手の減少による人手不足や高齢化が加速している農業。生産効率を高めつつ、将来に繋がる強い農業を育成していくことは今後ますます重要になってくる。農家が抱える様々な課題に対して、農機メーカーが情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業に力を入れる中、タイヤメーカーも効率的な農作業に貢献するべく最新技術を搭載した新モデル投入の動きを活発化させている。各社はニーズに最適な提案を進め、生き残りを模索す…
ブリヂストンは7月18日、自動運転技術などを開発するZMP(東京)と共同で、無人の自動運転車両によるタイヤの騒音性能試験プロジェクトを開始したと発表した。2019年に栃木県にあるブリヂストンのプルービンググラウンド(テストコース)で運用を始める計画。 今回のプロジェクトは、ブリヂストンのタイヤ性能試験の知見を取り入れた自動運転システムの開発をZMPに委託するもの。試験ではZMPの「ロボカーミニ…