タイヤメーカー4社 23年12月期第3四半期業績を発表
住友・横浜・TOYOは通期予想を修正 タイヤメーカー4社はこのほど、23年12月期第3四半期業績を明らかにした。 ブリヂストンが10日公表した23年12月期第3四半期累計の連結決算業績は、売上収益が前年比7%増の3兆1981億円、調整後営業利益は同6%増の3623億円となった。 調整後営業利益は、原材料価格・インフレ(エネルギー費、労務費等)等によるコスト面のマイナス影響を売値…
新たな価値を創造するプレミアム事業に焦点当て ブリヂストンの石橋秀一グローバルCEOは11月10日、2023年12月期第3四半期決算発表と合わせて中期事業計画の進捗と今後の方針について報告した。 石橋グローバルCEOは、「中期事業計画(2021−2023)」(以下、21MBPと略)を〝危機〟と総括したうえで、次期「中期事業計画(2024−2026)」(以下、24MBPと略)の「ビ…
ブリヂストンは、タイにおけるタイヤ生産拠点の再編を進めていたが、このほどTHAI BRIDGESTONE CO.,LTD.(以下:TBSC)のランシット工場でのタイヤ生産を終了したことを明らかにした。 ランシット工場は1967年に設立。乗用車用ラジアルタイヤ日産約2280本、トラック・バス用ラジアルタイヤ日産約2100本の生産能力を有していた。 今回の再編で、乗用車用ラジアルタイヤはTBSC…
すべての性能を向上した次世代スポーツタイヤ ブリヂストンは10月29日、モーターサイクル用タイヤの新商品「BATTLAX HYPERSPORT S23」(バトラックス ハイパースポーツ エスニーサン 以下「S23」)を発表した。都内の同社グローバル研修センターで、メディア向けの説明会を開催。MCタイヤ事業部長の坂上賢崇氏=フォトセッション写真・左=は「23年、ブリヂストンはモータースポーツ活動6…
ブリヂストン/住友ゴム工業/横浜ゴム 京都機械工具/東日製作所 トピー工業/HWエレクトロ 「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)のタイヤメーカー3社の展示ブースでは、最先端の技術を結集し開発したタイヤが公開された。各社の技術担当から談話形式で出展の一部を紹介してもらった。また、タイヤと深く関連する京都機械工具、東日製作所、トピー工業、グッドライドジャパンのグ…
「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマに、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)が開幕した。前回の「東京モータショー2019」以来4年ぶりのショーは、自動車業界の枠を超えた一大イベントとして開催。江東区有明の東京ビッグサイトを中心に、過去最高の約500社・団体が集結した。そのJMSにタイヤメーカーからブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社が参加。技術の粋を集…
過去最高の475社が参加。「未来図」描く 10月26日(一般公開は28日)から11月5日まで、江東区有明の東京ビッグサイトを中心に「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)が開催される。 JMSのステートメントは「乗りたい未来を、探しにいこう!」。これまでの東京モーターショーから生まれ変わり、自動車業界の枠を超えた一大イベントとして行われる。 〝日本の未来を新しい仲…
55年間続いた東京モーターショーから名称を改めたJapan Mobility Show (ジャパンモビリティショー)。26日から11月5日までの11日間、東京ビッグサイトを中心に開催される。自動車だけでなく、オールジャパンでつくる「未来の日本」を日本の産業全体で描くイベントを目指す。なお、タイヤ関係からはブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社が参加し、展示ブースを出展する。 …
「ブリザック VRX3」SUV用でも拡大を ブリヂストンが消費財タイヤ分野で主力商品とするのはスタッドレスタイヤ「BLIZZAK」(ブリザック)シリーズ。ブリヂストンタイヤソリューションジャパン商品企画本部消費財商品企画部の井川拓耶(イガワ・タクヤ)さんは「プレミアムの『ブリザック VRX3』は21年に発売し今冬で3シーズン目。多くのお客様から非常に高いご評価をいただいている」と、その商品力に強…
東京大学大学院やブリヂストンなど20社以上が加盟する共同研究グループは3日、千葉県柏市内で国内初となる走行中給電の公道実証実験の出発式を行った。 走行中給電とは、道路に埋設した送電コイルより、走行中および停車中の電気自動車(EV)の電池へ自動的にワイヤレス給電する技術である。ワイヤレス給電とはスマホの「置くだけ充電」と同じ原理を使い、非接触で受電する仕組み。バッテリーの小型化や充電時間の短縮な…
ブリヂストンは、持続可能な製品の国際的な認証の一つであるISCC PLUS認証を国内の4つのタイヤ工場(久留米工場、鳥栖工場、栃木工場、彦根工場)で取得した。日本国内のタイヤ工場における同認証の取得は同社が初めて。 ISCC PLUS認証は、バイオマスなど再生可能資源由来の原材料や再生資源由来の原材料が製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保する制度。 取得工場では今…
トップ3はじめ11位まで前年と順位変わらずタイヤメーカー 米国の専門誌タイヤビジネスは23年世界のタイヤメーカー売上高ランキングを明らかにした。これは世界のタイヤメーカー各社が公表した22年(会計年度)のタイヤ売上高を、同誌が集計し75位までをランキング化してまとめたもの。 8月28日付号によると、第1位ミシュラン、第2位ブリヂストン、第3位グッドイヤーのトップ3を含め、第11位までランキング…
ブリヂストンタイヤソリューションジャパン 生産財タイヤの知識と技能を底上げ図る ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(以下BTSJ)は5日、福岡県北九州市内で「第1回ソリューションエンジニアコンテスト」と「第13回技能グランプリ全国大会」を開催した。「ソリューションエンジニアコンテスト」は輸送業者へのソリューション提案力の向上を目的とする。これまで生産財セールスマンコンテストとして開催し…
ブリヂストンが過去最多の35チームに供給。サステナブル素材比率63%へと大幅アップ ソーラーカーレースで世界最高峰のBridgestone World Solar Challenge(ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ、以下BWSC)は10月下旬に開催される。BWSCは2年に1度、オーストラリアのダーウィンからアデレードまで、砂漠地帯を含む3000キロを、約5日かけて走破するという過酷…
収益力向上に向けた取り組みとして、メーカー各社が注力するのが商品ミックスの改善、高付加価値商品の構成比率アップだ。 ブリヂストンの石橋秀一代表執行役グローバルCEOは、「相対的なレジリアントなプレミアムタイヤへのフォーカスを徹底する」ことを23年度年間の目標に掲げる。 乗用車用タイヤ(市販用)分野でのプレミアムタイヤ販売比率を23年年間のグローバルで約55%(プレミアムタイヤブランド+各地域…