衝撃の需要減――新型コロナウイルスが変えた世界
日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから3カ月が経過した。当初、中国国内の問題と見る向きもあったこの感染症は瞬く間に世界へ拡散。過去最大級の経済危機とも言われる状況は、人々の生活を大きく変えた。各国で外出の禁止や自粛、企業活動の制限などの措置が強化され、タイヤ産業でも工場の稼働停止と生産調整、急激な需要の減速が連日のように伝わってくる。感染の収束は見通せず、先行きへの不安は消えない。…
日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから3カ月が経過した。当初、中国国内の問題と見る向きもあったこの感染症は瞬く間に世界へ拡散。過去最大級の経済危機とも言われる状況は、人々の生活を大きく変えた。各国で外出の禁止や自粛、企業活動の制限などの措置が強化され、タイヤ産業でも工場の稼働停止と生産調整、急激な需要の減速が連日のように伝わってくる。感染の収束は見通せず、先行きへの不安は消えない。…
独コンチネンタルは2月20日、トルコのコルドサ社と共同で開発した接着技術「Cokoon」を活用し、25万本の乗用車用タイヤを製造していることを明らかにした。 「Cokoon」は、レゾルシノールやホルムアルデヒドを使用せずに繊維補強材とゴムを接着できる。製造設備を変更する必要がないほか、「レゾルシノールやホルムアルデヒドを環境により優しい代替品に置き換えることは、持続可能なサプライチェーンだけで…
独コンチネンタルタイヤはこのほど、9月に発表された独フォルクスワーゲン(VW)の新型電気自動車(EV)「ID.3」に新車装着用タイヤを納入すると発表した。 今回、VWより承認を受けたのは、18インチと19インチの夏用タイヤの「エコ・コンタクト6」と冬用タイヤの「ウィンター・コンタクトTS 850P」の2モデル。ともに「ID.3」に求められる要件に適合するように設計している。 「ID.3」は、…
10月25日から東京・江東区の東京ビッグサイトなどで一般公開が始まる「東京モーターショー2019」にはタイヤメーカーも多く出展し、自動車産業の変革期を見据えたノベーションや最新のソリューション、コンセプトモデルを披露する予定だ。 ブリヂストンは、同社グループの持続可能なモビリティ社会の実現に貢献するイノベーションや、独自のソリューション「Bridgestone T&DPaaS」など、未…
仏ミシュランの2018年の業績は売上高が前年比0.3%増の220億2800万ユーロ(約2兆7469億円)、営業利益が3.1%減の25億5000万ユーロ、純利益は1.9%減の16億6000万ユーロとなった。価格ミックスの改善があったものの、原材料コストの上昇で1億5800万ユーロ、為替の影響で2億7100万ユーロの減益要因が生じた。 部門別の営業利益は、乗用車用タイヤ事業が10.3%減の13億1…
大変革期を迎えている自動車業界。昨年10月に発表したトヨタ自動車とソフトバンクの協業も記憶に新しい。両社が設立する新会社「モネ・テクノロジーズ」では、移動や物流、物販などに利用できる次世代電気自動車を活用した新たなサービス展開が予定されている。このような新分野で活用されるのがCASE――コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化――の技術だが、例えば電気自動車(EV)は国内外を問わず開発が加速…
世界の新車市場で約3割のシェアを誇り、特にアジアで高い人気を持つと言われる日系自動車メーカー。独コンチネンタルはグローバルで日系カーメーカーの承認を多数獲得しており、世界市場で流通量を拡大させている。さらに、2018年は日産自動車「リーフ NISMO」に装着される「ContiSportContact5」の国内納入を開始するなど、日系カーメーカー向けのOEタイヤ事業を一つのキーとして更なる成長を目…
英調査会社ASTUTUS社によると、乗用車・ライトトラック用タイヤの販売実績で独コンチネンタルが米グッドイヤーと同等レベルになっていることが明らかになった。 両社が発表した2017年のタイヤ販売量は、グッドイヤーのコンシューマータイヤが前年比4.6%減の1億4590万本、コンチネンタルは乗用車・ライトトラック用が2.8%増の1億4600万本(暫定)だった。ただ、商用車用はグッドイヤーが0.6%…
独コンチネンタルでタイヤ部門トップのニコライ・ゼッツァー取締役が6月14日に都内で会見し、グローバルで最適な生産体制を確立するため、継続的な投資を行っていく方針を示した。 コンチネンタルは欧州ではトップクラスのシェアを持つが、アジア・太平洋地域の構成比は2016年時点で10%にとどまっており、欧州以外の市場で事業拡大が課題となっていた。ゼッツァー氏は「従来は欧州がビジネスの中心で、アジアや米国…
NSXへの採用は大きなチャンスに 新型NSXへの採用が決まったコンチネンタルの「ContiSportContact 5P」。NSXへの装着によるブランドイメージへの効果、販売へいかに寄与していくのか。――後編ではコンチネンタルタイヤジャパンの高橋部長にマーケティング戦略を聞きました。 【販売・マーケティング編】夢のクルマと同じタイヤを。ユーザーの心を満たす 「NSXに採用されたのは大きなチャン…
どんなクルマを作りたいのか――憧れのスーパーカーに技術を結集 ホンダが8月25日に発表した新型NSXに、コンチネンタルの「ContiSportContact(コンチ・スポーツ・コンタクト)5P」が装着された。全世界から注目されるスーパーカーの専用タイヤは、どのようにして誕生したのか。ウルトラハイパフォーマンスタイヤの誕生秘話と、NSXへの装着によるブランドイメージへの効果を、開発とマーケティング…