ミシュランの1~6月期業績 タイヤ販売増で2割増収
仏ミシュランの上半期決算(1~6月)は、売上高が前年同期比19.6%増の111億9200万ユーロ(約1兆4559億円)だった。販売量の増加が21億3000万ユーロの増収要因となったほか、価格ミックスの良化や非タイヤ事業の売上高の増加がプラスに働いた。セグメント営業利益は約4.6倍の14億2100万ユーロ、純利益は前回の1億3700万ユーロの赤字から10億3200万ユーロの黒字に転じた。 部門別…
仏ミシュランの上半期決算(1~6月)は、売上高が前年同期比19.6%増の111億9200万ユーロ(約1兆4559億円)だった。販売量の増加が21億3000万ユーロの増収要因となったほか、価格ミックスの良化や非タイヤ事業の売上高の増加がプラスに働いた。セグメント営業利益は約4.6倍の14億2100万ユーロ、純利益は前回の1億3700万ユーロの赤字から10億3200万ユーロの黒字に転じた。 部門別…
ブリヂストンは5月17日の会見で、23年までの中期事業計画の進捗を発表した。タイヤ事業では大口径乗用車用の販売増などで販売ミックスを改善し、売値マネジメントも強化。石橋秀一グローバルCEOは第2四半期以降も売上収益の更なる改善を図り、「特に北米で回復基調を捉えていく。販売ミックス、売値改善も徹底する」と述べた。 また、「商品戦略は“ゴムを極める”を軸に、サステナビリティやモビリティの進化を見据…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は5月14日、通期の経常利益と純利益を上方修正した。為替が円安に推移したため為替差益を計上したため。純利益は当初の264億円から289億円へ引き上げた。前期の約2.5倍となる。経常利益は37億円上振れし、464億円を見込む。原材料価格の高騰やコロナ影響が不透明な状況なことから売上高、営業利益は据え置いた。 第1四半期は純利益が四半期として過去最高となった。北…
仏ミシュランの第1四半期決算は、売上高が前年同期比2.3%増の54億4800万ユーロ(約7120億円)だった。グローバル経済の回復に伴う需要の増加により数量は7.5%、また価格ミックスは0.9%それぞれ増収に寄与した。 部門別では、自動車および関連販売事業の売上高は3.7%増の26億9400万ユーロで、数量は7.8%増加。さらに、価格管理や18インチ以上の大径タイヤの成長による価格ミックスの良…
横浜ゴムとトーヨータイヤが2月に会見を行い、2021年にスタートする新たな中期経営計画を発表した。横浜ゴムは高付加価値商品の拡販に注力するとともに、デジタル化を強力に推進する。トーヨータイヤは従来から強みを持つカテゴリーでポジショニングを盤石なものにして次の成長につなげる方針を鮮明にした。 横浜ゴム 強みの深化と新たな価値の探索 横浜ゴムは2月19日の会見で2023年度までの新中期経営計画「ヨ…
横浜ゴムは2月26日、東京都港区新橋の本社ビル(浜ゴムビル本館)を売却すると発表した。売却先は非公開。3月29日に物件を引き渡す予定だが、一定期間は入居する。 同社は2月19日に行った新中期経営計画の説明会で、本社と神奈川県の平塚製造所の機能を統合する方針を示しており、山石昌孝社長は「大きな環境変化へ機動的に対応できる強い組織作りを目指す。生産・販売・技術・物流の拠点を統一してよりスピーディな…
ブリヂストンは16日、2023年までの中期事業計画を発表し、2030年を見据えた同社グループの方向性を示した。タイヤ及びソリューション事業に加え、SDGsの観点から新たに「探索事業」を設定。23年にはグループで売上収益3兆3000億円、営業利益率13%を目指す。 今年はタイヤ事業とソリューション事業を連動することで強化・拡大するとともに、タイヤを原材料に戻すリサイクル事業の探索を開始する。20…
住友ゴム工業は2月9日に開いた決算会見で、世界のタイヤ需要本数の見通しを公表した。それによると、昨年は新型コロナウイルスの影響で前年比14%減の約16億本だった。19年の水準に回復するのは22年頃となる見込み。 ただ同社の販売は、昨年は12%減少したものの、21年は19年比3%減と、世界需要(5%減)を上回るレベルで回復する見通しだ。中でも、ニーズが高まっているSUV用や18インチ以上の乗用車…
ブリヂストンは2月9日、2020年12月期の業績予想(国際会計基準)の上方修正を発表した。最終損益は従来予想の600億円の赤字から240億円の赤字(前年同期は2401億円の黒字)へと損失幅が縮小するほか、売上収益、調整後営業利益の見通しも上方修正した。 昨年11月に公表していた前回予想より新型コロナウイルスによる需要減の影響が限定的だった。トラック・バス用タイヤは特に市販用が堅調で2019年を…
ブリヂストンは12日、2020年12月期の業績予想(国際会計基準)の上方修正を発表した。新型コロナウイルスによる影響が不透明だったが、第3四半期(7~9月)に人とモノが動きや経済活動が再開してタイヤ需要が回復基調にあるため。第4四半期(10~12月)にはコロナの感染再拡大による影響が見込まれるものの、上期よりその規模は小さいことも想定している。 売上高に当たる売上収益は前期比17.6%減の2兆…