タイヤメーカー各社の首脳に聞く2023年の展望
感染拡大から4年目となる新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻、物価高、エネルギーコストの上昇など国内外で政治経済に大きな影響が表れる中、様々な課題に対していかに対応して活路を開いていくのか 1月26日に日本自動車タイヤ協会(JATMA)が開いた賀詞交換会に参加した幹部に2023年の展望を聞いた。 □ブリヂストン 東正浩ジョイント・グローバルCOO 「中期事業計画の最終年である今年は…
感染拡大から4年目となる新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻、物価高、エネルギーコストの上昇など国内外で政治経済に大きな影響が表れる中、様々な課題に対していかに対応して活路を開いていくのか 1月26日に日本自動車タイヤ協会(JATMA)が開いた賀詞交換会に参加した幹部に2023年の展望を聞いた。 □ブリヂストン 東正浩ジョイント・グローバルCOO 「中期事業計画の最終年である今年は…
米グッドイヤーは1月4日、90%がサステナブル素材からなるデモタイヤを公開した。このタイヤは該当する規制試験を通過しているほか、従来の材料でできたタイヤと比較して優れた転がり抵抗性能を持つことも確認したという。 今回のデモタイヤでは、17の特徴的な素材を12のタイヤ部材に使用している。具体的には、メタン、二酸化炭素、植物由来オイル、廃タイヤそれぞれから製造された4種類のカーボンブラックに加え、…
日本グッドイヤーは11月17日、「VECTOR 4SEASONS GEN-3」が、ドイツの大手自動車雑誌「Auto Bild」による小型車のオールシーズンタイヤテストで15ブランド中1位を獲得したと発表した。 今回のテストでは、タイヤ性能のほか効率性や持続可能性などの広範囲に渡る項目が対象になった。「Auto Bild」の審査員は「VECTOR 4SEASONS GEN-3」を含む2ブランドを…
日本グッドイヤーは乗用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」(ベクター・フォーシーズンズ・ジェンスリー)とSUV向け「VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV」の2商品を8月から順次発売した。同社のオールシーズンタイヤはこれまでも冬性能が市場から高く評価されてきたが、今回の新商品はそれを更に上回るレベルを実現し、また静粛性とライフ性能の大幅向上といった夏…
日本グッドイヤーは9月5日、世界自然遺産の一つ、白神山地(青森県、秋田県)で保全活動を行う特定非営利活動法人「白神山地を守る会」への支援を開始したと発表した。同社の世界自然遺産への支援活動は、2018年に開始した知床(北海道)に続いて2例目となる。 「白神山地を守る会」は、世界最大級の原生的なブナ林が分布する白神山地のブナ森の復元・再生活動、保全活動のための人材育成を主な活動としている。日本グ…
米グッドイヤーは7月20日、米ロッキード・マーティン社と共同で月面探査車のタイヤ開発に参画すると発表した。今回の民間企業によるチームでは、世界初となる月面での商用車事業の確立を目指しており、新開発する月面探査車はNASA(米航空宇宙局)や民間企業などが利用できる。 グッドイヤーはタイヤに関する知識や技術を提供する。同社はマイクロモビリティや自動運転シャトル、乗用車などに採用している高度なエアレ…
日本グッドイヤーは8月1日からSUV向けハイパフォーマンスコンフォートタイヤ「EfficientGrip2 SUV」の発売を開始した。発売サイズは17~21インチの全11サイズで、価格はオープン。 「EfficientGrip2 SUV」は、「優れたウェット性能と耐摩耗性能の実現」をテーマに欧州グッドイヤーで開発された。高い耐摩耗性能や高速走行時のハンドリング性能、ハイドロプレーニング現象を抑…
日本グッドイヤーは乗用車用オールシーズンタイヤ「ベクター・フォーシーズンズ・ジェン-3」とSUV向けの「ベクター・フォーシーズンズ・ジェン-3 SUV」を8月から順次発売する。 「ベクター・フォーシーズンズ・ジェン-3」は15~19インチの全21サイズ、「ベクター・フォーシーズンズ・ジェン-3 SUV」は17、18、20インチの全5サイズをラインアップする。価格は全てオープン。 2商品はとも…
米グッドイヤーは5月4日、同社の商用車用タイヤとして初めて石油由来原材料の一部を大豆オイルに置き換え、販売開始すると発表した。 商用車用タイヤ「メトロ・マイラー」に大豆オイルを採用して、1本あたり石油使用量を約325ミリリットル削減する。大豆オイルは食品用途の余りを活用したもので、タイヤの性能は従来と同等レベルを確保したという。 なお、同社は2040年までに製品で使用する全ての石油由来オイル…
米グッドイヤーの第1四半期決算は、売上高が前年同期比40%増の49億800万ドル(約6436億円)だった。価格・ミックスの改善、販売数量の増加などが大幅な増収に寄与した。 セグメント営業利益は38%増の3億1100万ドルで、純利益は約8倍の9600万ドルと大幅に前年を上回った。 販売本数は29%増の4500万本。クーパータイヤの販売本数が加わったほか、市場でのシェア拡大により市販用タイヤは3…
季節ごとのタイヤの履き替えが不要で、突然の降雪時にも安心して走行できることから国内市場でもユーザーが広がってきたオールシーズンタイヤ。れまでSUVや乗用車などに装着されるケースが多かったが、その利便性の高さは商用車の利用者にとっても同じことが言えるだろう。日本グッドイヤーが2月中旬に長野県北佐久郡の女神湖周辺で開催した試乗会で、商用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS CAR…
仏ミシュランの2021年業績は、売上高が前年比16.3%増の237億9500万ユーロ(約3兆1082億円)だった。需要回復や価格管理、ミックス良化がプラスに働いた。セグメント営業利益は57.9%増の29億6600万ユーロで、原材料や製造・物流面、販管費の減益要因を販売数量や価格ミックスが相殺した。営業利益率は2019年並みの12.5%、純利益は約3倍の18億4500万ユーロだった。 自動車およ…
日本グッドイヤーは、乗用車用タイヤの新商品「EfficientGrip Performance 2」(エフィシェントグリップ・パフォーマンス・ツー)を2月から発売開始した。発売サイズは15~18インチの全21サイズで価格はオープン。 新商品は「優れたウェット性能と耐摩耗性能の実現」をテーマに、欧州グッドイヤーで開発した、コンフォートシリーズ「EfficientGrip」のフラッグシップモデルと…
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…