現場に求められる「作業品質」の向上 ブレのない「基準」設定を
製品やサービスの品質を保ち、向上させていくことで顧客満足を高める。そのための方針やルール、仕組みなどを総称して品質マネジメントと呼ばれる。タイヤ販売・整備の現場でそれは「作業品質」とも言い換えられる。ひとの命を守る重要な保安部品であるタイヤは不良品を流通させてはならない。販売・整備に際しては、その作業に不具合やエラーがあってはならない。脱輪事故や空気充てん作業時の事故が発生している現状を踏まえる…
製品やサービスの品質を保ち、向上させていくことで顧客満足を高める。そのための方針やルール、仕組みなどを総称して品質マネジメントと呼ばれる。タイヤ販売・整備の現場でそれは「作業品質」とも言い換えられる。ひとの命を守る重要な保安部品であるタイヤは不良品を流通させてはならない。販売・整備に際しては、その作業に不具合やエラーがあってはならない。脱輪事故や空気充てん作業時の事故が発生している現状を踏まえる…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、自動車タイヤ統計資料として、2005年から2024年まで20年間の生産・出荷・輸出入実績などをまとめた。 生産・出荷(国内・輸出)実績はトラック・バス用(TB)、小形トラック用(LT)、乗用車用(PC)の各四輪車に加え、建設車両用(OR)、産業車両用(ID)、その他(農業機械用、二輪自動車用、運搬車用の合計)の各品種別と合計のタイヤ本数とゴム量について、2…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、「24年空気充てん作業時および空気補充時の事故調査」について結果を明らかにした。24年中に発生したタイヤ空気充てん作業時の事故件数は22件。〈表3〉で示すとおり、直近3年で過去最多となった。人的被害が発生した事故は8件(36%)で、これも直近3年で過去最多。死亡者はいなかったものの、重軽傷者は10名にのぼる。パンク修理作業に関する事故は8件(36%)、パンク…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年1月から12月に全国で実測、または目視による路上タイヤ点検を実施し、このほど結果をまとめた。 点検回数は高速道路で15回、一般道路で24回の合計39回。点検車両台数は、高速道路221台、一般道路885台の合計1106台。実測によるタイヤ点検の結果、整備不良のワースト1位は「空気圧不足」。その整備不良率は44.5%と、ほぼ半数に達した。 点検車両346…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は23日、ホテルニューオータニで新年賀詞交換会を開催し、100名を上回るタイヤ業界関係者が出席した=写真上=。来賓として、経済産業省製造産業局長の伊吹英明氏、国土交通省物流・自動車局次長の久保田秀暢氏、環境省水・大気環境局モビリティ環境対策課長の平澤崇裕氏が参加した。 年頭の挨拶で登壇した山本悟会長(住友ゴム工業社長)=写真中=は次のように述べた…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は11日、25年自動車タイヤ国内需要見通しを発表した。四輪以外の特殊車両用と二輪車用を含む国内総需要本数は1億368万本、24年見込み1億276万8千本(23年比4%減)に対し1%増と予測した。新型コロナ感染拡大期前の19年実績1億1659万9千本との対比では11%減で、踊り場が続く格好だ。 25年需要見通しの前提として、実質経済成長率を1.6%…
11月中旬、師走の寒さが広い範囲で列島を覆った。本格的な冬の到来を前に、日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年度の冬タイヤ装着啓発活動をスタートした。ノーマルタイヤで凍結道路を走行すればスリップや立ち往生を招き、交通渋滞、事故を引き起こす原因になる。安全のためには冬用タイヤの装着が必須だ。2012年より啓発活動に取り組んでいるJATMAでは近年、動画配信を活用するなど新たな面からドライバーに…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年第3四半期(1-9月)累計のタイヤ生産・出荷・在庫の実績をまとめた。 生産は本数ベースで対前年同期比6%減の合計9090万本。トラック・バス(TB)649万5千本、小型トラック用(LT)1425万2千本、乗用車用(PC)6686万3千本。ゴム量ベースでは同5.1%減の合計68万8525トン。TB用14万5533トン、LT用8万7729トン、PC用30万…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は8月のタイヤ販売本数実績をまとめた。 新車用タイヤ販売実績は品種別にトラック・バス(TB)用が7万5千本(前年比25%減)、小形トラック(LT)用32万7千本(同11.1%減)、乗用車(PC)用200万7千本(同15.5%減)と、3品種いずれも前年実績を下回った。3品種を合わせた四輪車合計は240万9千本(同15.3%減)。 これらに建設車両(OR)用と産…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、24年7月のタイヤ生産・出荷・工場在庫実績をまとめた。 7月単月の生産量はゴム量で8万4376トン、前年同月期に対し1.4%減と前年実績を割り込んだ。しかし国内出荷は4万1674トンで、同2.4%増、輸出出荷は4万3113トンで、同0.7%増と、前年実績を上回った。工場在庫は前年同月を0.9%下回る3万6351トンとなった。
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は7月のタイヤ販売本数実績をまとめた。 新車用タイヤ販売実績は品種別にトラック・バス(TB)用が11万1千本(前年比7.8%増)、小形トラック(LT)用48万2千本(同20.2%増)、乗用車(PC)用297万2千本(同1.2%増)と、3品種いずれも前年実績を上回った。3品種を合わせた四輪車合計は356万5千本(同3.6%増)。 これらに建設車両(OR)用と産…
国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)の第193回会合が6月25日〜28日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開催された=写真上=。そのなかで、乗用車用タイヤを対象とする摩耗量の測定試験法をタイヤの国際基準(UN-R117)に導入することが決まったと、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が明らかにした。 このほどタイヤの国際基準として導入する摩耗量の測定試験法は、実車走行…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は24年の国内タイヤ需要の年央見直しを行った。国内総需要本数は1億462万本8千本(対前年比4%減)と、当初見通しから400万6千本減の下方修正となった。 需要見直しの前提として、実質経済成長率を当初見通しの1.5%から0.4%へ下方修正した。(23年実績は1.8%)。自動車生産台数は845万6千台(対前年比6%減)、国内販売台数は当初見通しを下…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、24年5月のタイヤ生産・出荷に関する統計データをまとめた。 生産は6万9601トンで、前年同月比7.2%減と、前年実績を割り込んだ。出荷も低調に推移し、国内出荷3万3774トン(前年同月比6.5%減)、輸出出荷3万9385トン(同3.0%減)だった。工場在庫は3万3428トン(同2.9%減)。
タイヤ3R関連企業が最新の情報を発信 アジア最大級の環境総合展、「NEW環境展」と「地球温暖化防止展」が22日から25日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。前者は第33回、後者は第16回となる。主催はともに日報ビジネス。両展示会は各種の環境課題に対応するさまざまな技術・サービスを一堂に情報発信することで、環境保全への啓発を行い国民生活の安定と環境関連産業を発展させることが目的。「NEW環…