24年下期からの回復に期待 「環境性能に優れる製品展開で差別化を」ランクセス米津社長
ランクセスは19日、都内で23年の事業報告と24年の事業活動に関する記者説明会を開催した。 独ランクセス社の23年業績は、グローバルの連結売上高が前年比17%減の67億1400万ユーロ(約1兆円)、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は同44.9%減の5億1200万ユーロ(約840億4300万円)で着地した。一方、純利益は4億4300万ユーロ(727億1764万円)で、前年の2億50…
ランクセスは19日、都内で23年の事業報告と24年の事業活動に関する記者説明会を開催した。 独ランクセス社の23年業績は、グローバルの連結売上高が前年比17%減の67億1400万ユーロ(約1兆円)、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は同44.9%減の5億1200万ユーロ(約840億4300万円)で着地した。一方、純利益は4億4300万ユーロ(727億1764万円)で、前年の2億50…
独ランクセスは10日、23年度第2四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比11.1%減の17億7800万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは57.7%減の1億700万ユーロとなった。特別項目を除く23年度通期のEBITDAは6億ユーロから6億5000万ユーロの間になると見込んでいる。 収益のマイナス要因について、多くの顧客産業で需要の低迷が続くこと、それにともなう在庫削減も続いていること、…
特殊化学品向けのポートフォリオに注力 ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスは16日、第1四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比1.7%減の18億99百万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは27.9%減の1億89百万ユーロとなった。 建設業界における需要の低迷や在庫調整の継続により利益が圧迫されたためだという。同社のマティアス・ツァハトCEOは「2023年は化学業界と当社にとって厳しい年…
持続可能性への取り組みを一層推進 ランクセスは21日、都内で2023年度の活動に関する説明会を行った。ジャック・ペレズ代表取締役社長は2022年の事業が好調に推移したとして次のように挨拶した。 「2022年度は複数の困難に直面し、また非常に厳しい世界経済および事業環境の中で、適切に対応し成長・実現することができた。当社の事業が昨年、このような顕著な成長を遂げることができたのは、事業再編の戦略が…
独ランクセスが発表した2022年の通期業績は、売上高が前期比32.6%増の80億8800万ユーロ(1兆1537億円)、特別項目を除いたEBITDAが14.1%増の9億3000万ユーロだった。買収したコンシューマープロテクション部門の複数の事業が増収増益に寄与したほか、原材料やエネルギーの大幅なコスト増には販売価格の引き上げで対応した。 マティアス・ツァハトCEOは「ランクセスの製品は市場で優位…
ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、カーボンフットプリントを自動的に算出するツール「プロダクト・カーボンフットプリント・エンジン」を開発した。このツールは、グループ内の事業部で蓄積した既存データを使用し、原材料の採取から製品の工場出荷までに発生する排出量を計算する。同社によると、生産時の温室効果ガス排出量に加えて、製品毎の原材料、消費エネルギー、操業用資材、物流からの排出量及び廃棄…
独ランクセスは2月3日、生産拠点でのデジタル化を推進し、今後3年間をかけてオペレーションと保守管理の分野でモバイル化を進めると発表した。 その一環として、まずは工場で毎年約40万件が使用されている紙のチェックリストをデジタルに置き換える。また、チェックリストへの記入はタブレット端末上で行うようにする。 今回のチェックリストのデジタル化は、独シーメンスのソフトウェアを使用する。このソフトウェア…
ランクセスが協賛する「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」のコンサートが8月1日に東京・文京区のトッパンホールで開催され、若き音楽家たちが弦楽の響きを奏でた。終盤では理事長を務める小澤征爾氏が登壇し、指揮をとった。 同アカデミーは、アジア圏の才能ある若手弦楽器奏者に、小澤氏をはじめとした講師陣の高度な指導を提供することを目的として2011年に設立。今年は日本のほか、中国や韓国、台湾からオーディショ…