三光産業の勇払リサイクル工場 更なる生産性向上へ
北海道を中心に、タイヤのリサイクル事業に取り組む三光産業(北海道帯広市、髙橋勝也社長)。北海道苫小牧市内と宮城県仙台市内にリサイクル工場を稼働させている。その同社がこのほど、勇払リサイクル工場(苫小牧市)にマテリアルリサイクル専用の新処理施設を開所し、生産性のさらなる向上を実現した。現場からレポートする。 新処理施設の稼働開始 マテリアルリサイクルの更なる生産性向上へ タイヤを活かし 未来を生…
北海道を中心に、タイヤのリサイクル事業に取り組む三光産業(北海道帯広市、髙橋勝也社長)。北海道苫小牧市内と宮城県仙台市内にリサイクル工場を稼働させている。その同社がこのほど、勇払リサイクル工場(苫小牧市)にマテリアルリサイクル専用の新処理施設を開所し、生産性のさらなる向上を実現した。現場からレポートする。 新処理施設の稼働開始 マテリアルリサイクルの更なる生産性向上へ タイヤを活かし 未来を生…
住友ゴム工業は10月7日、全国47都道府県の道の駅やショッピングセンターの駐車場など合計47会場で一斉に「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施した。この活動は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に2008年から毎年春と秋の年2回実施しており、今回で10周年を迎えた。 実施会場のひとつ、「道の駅いたこ」(茨城県)には住友ゴム本社および販売会社の従業員らが参加して10時から14時まで駐車場を利…
日本ミシュランタイヤはこのほど群馬県太田市にあるタイヤ研究開発拠点「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設はミシュラングループの中で、フランス、北米と並ぶ3大拠点の一つ。主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の研究開発を行っており、ここで生み出した技術を世界に発信する重要な役割を担う。世界のメジャーブランドとの競争が厳しさを増し、また新興企業が急速に技術力を高めつつある中、一層の性能向上に繋…
横浜ゴムが2017年に新モデルを相次いで市場投入している。国内では8月にSUV・ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)M/T G003」、9月には乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD(アイスガード)6」と大型商品を立て続けに上市。また11月にはフラッグシップブランド「ADVAN」(アドバン)からプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V5…
タイヤメーカーや販売会社が、トラック・バス用タイヤの整備作業のレベルアップに向けた取り組みを強化している。活動を継続することで全体の技能が向上し、標準化が進められるなど着実な成果が表れてきているほか、安全に対する技術力や専門性が顧客から評価されるなど、その重要性は今後一層高まっていきそうだ。9月10日にブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社がそれぞれ開催した整備作業や接客スキルの全国大会を取…
日本ミシュランタイヤは9月15日、栃木県にあるGKNドライブラインジャパンのプルービンググラウンドでトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の試乗イベントを開催した。同社ではここ数年、「X One」の優位性を訴求する取り組みを積極化しているが、今回はタイヤ販売店や運送会社など関係者約120名が参加する大規模なイベントとなった。幅広いユーザーにそのメリットを訴求すること…
日本ミシュランタイヤは7月28日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関するユーザー向けセミナーを実施した。3Rはミシュランが推奨するリグルーブやリトレッドを活用することにより、タイヤの経費を削減するとともに、廃棄物の削減や省資源化、CO2排出量の削減を図るもの。当日は北陸信越地区を中心とした運送会社やタイヤディーラーなど約60名の関係者が参加した。会場では同社の取り組み状況が…
東洋ゴム工業は7月中旬、兵庫県伊丹市にあるタイヤ技術センターの一部を報道陣に公開した。タイヤ技術センターは1966年に、それまで他工場に分散していた開発機能を統合して開設した。それ以来、同社のタイヤの技術力向上のベースとしての役割を担っている。 今回は代表的な試験設備として、氷盤試験機やタイヤ騒音試験機による性能評価の様子を公開した。スタッドレスタイヤのアイス性能を確認するための氷盤試験機は、…
東洋ゴム工業は5月末に移転した兵庫県伊丹市の新本社ビルをこのほど報道陣に公開した。新本社は同社のタイヤ技術センターと同じ敷地内にあり、2013年に開設した基盤技術センター(兵庫県川西市)へのアクセスにも優れる。本社機能とタイヤの技術開発部門、研究開発機能が同じエリアに集約されたことで意思決定の迅速化を図るとともに、社内の一体感を生み出していくことが期待される。 新本社が所在する伊丹地区は199…
群馬県の部品商、アライ商会は10年前から本格的にタイヤの取り扱いを開始し、現在も売上を伸ばしている。「タイヤもゴム製のパーツの一つ」と話す新井雄一社長。その販売と在庫管理のテクニックは、大小さまざま多種多様なパーツを取り扱う部品商ならではと言えるものだった。 車体の1パーツとしてのタイヤ 「タイヤ、バッテリー、オイルは消耗品として欠かせない商材。しかしタイヤは保管スペースなどの問題もあり、部品…
住友ゴム工業は5月16日、タイヤの回転により発生する車輪速信号を解析することで、「路面の滑りやすさ」やタイヤの「荷重」を検知するタイヤセンシング技術「SENSING CORE」(センシング・コア)を開発したと発表した。既に多くの車両に装着されている同社のタイヤ空気圧低下警報装置「DWS」(Deflation Warning System)を進化させたもので、安全な車社会の実現に貢献する技術として…
日本ミシュランタイヤはトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売を加速させる。「X One」は三菱ふそうトラック・バスの「スーパーグレート」にディーラーオプションで設定されるなど新車装着の拡大が見込まれており、それに伴い交換需要の増加も期待される。追い風を受けて同社では「X One」のリトレッドや新たなタイヤ管理サービスにも着手し、幅広いユーザーにアプローチする。…
ブリヂストンは昨年12月、彦根工場(滋賀県)に導入した最新のタイヤ成型システム「EXAMATION」(エクサメーション)を報道陣に公開した。同工場は2016年からの5年間で総額約150億円を投じて生産ラインの再構築を進めており、その中核を担うのが「エクサメーション」となる。今後、従来設備からの移管を進め、高精度なタイヤ生産によりグローバルでの競争力向上に繋げる。 成型機に“熟練の技”を搭載 彦…
今年9月に行われたブリヂストンタイヤジャパン主催の「生産財技能グランプリ」で、ブリヂストンタイヤ長野販売の傘下にあるタイヤセンター大橋(長野市、成澤真店長)からマイスター及び1人作業と2人作業の優勝者が選ばれた。全国にいる現役のマイスター13名のうち2名が在籍し、さらにエキスパートが2名在籍している同社。優れた整備技術はどのような理念と努力によって生まれたのか。同社の村田尚一取締役と店舗のスタッ…