エアレスタイヤの開発加速 月面車からフードデリバリー用まで
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…
春商戦を前に日本ミシュランタイヤと日本グッドイヤーが新商品発表会を開催した。日本ミシュランタイヤは3月からスポーツタイヤ「パイロット・スポーツ5」を発売し、日本グッドイヤーは高性能タイヤを2モデル市場投入する。いずれも独自のコンセプトで開発を行い、最新技術によりユーザーの様々な要求に応えているのが特徴だ。既に国内メーカーから発表されている新商品とともに市場の活性化が期待される。 ドライバーの感性…
第14回オートモーティブワールドが1月19~21日に都内で開催され、村田製作所は仏ミシュランと共同開発したタイヤ内蔵型のRFID(無線自動識別)タグを展示した。 RFIDタグは、専用の読み取り機をかざすことで製造や棚卸、検品の記録をたどることができる。活用次第ではメンテナンスの履歴も残せるほか、将来はタイヤのアフターフォローに応用できる可能性もあるという。 展示したタグは、村田製作所が製造し…
日本ミシュランタイヤはBFグッドリッチブランドの「BFGoodrich TRAIL-TERRAIN T/A」を2月4日から順次発売する。発売サイズは15~22インチの計37サイズで、価格はオープン。 新製品はオンロードとオフロードでの安全性や、高次元の快適性と走行性能の両立を目指した乗用車用オールラウンドタイヤ。同社では、「SUVやクロスオーバー・ユーザーの日常の運転からレジャーまで、天候を気…
日本ミシュランタイヤは12月23日、東京都新宿区にある本社の主要部門を群馬県太田市に移転すると発表した。同市にはミシュラングループの中核となる研究開発拠点「太田サイト」があり、敷地内に移る。移転完了は23年8月を予定している。 移転する部門や人員などの詳細は今後詰める。現在東京勤務で太田へ勤務地を移す社員は、通勤可能なエリアに転居するか在宅を中心とした勤務体制に切り替わる。なお、都内に一部機能…
村田製作所は12月13日、仏ミシュランとタイヤ内蔵用RFID(無線自動識別)モジュールを共同開発したと発表した。ミシュランは商用車用タイヤに同製品の搭載を進めており、24年頃を目途に乗用車用へ拡大する予定。 タイヤ市場では、タイヤの安全性の保証や製造時の物流効率化、ライフサイクルの管理などが課題となっており、RFIDタグの導入検討が進められていた。ミシュランは独自にRFIDタグを開発していたが…
日本ミシュランタイヤは12月16日から「ミシュラン タイヤケア」の提供を開始した。このサービスは、タイヤ点検とレポーティングのプロセスを効率化するデジタルソリューション。専用のタイヤ溝測定器と空気圧測定器およびアプリケーションを使用してタイヤ点検を実施し、自動作成されるレポートからメンテナンス時期などを予測することでタイヤマネジメントを可視化する。同社では「これまで手動で行われてきた作業をデジタ…
ブリヂストンと仏ミシュランは、11月22日から23日にオランダのアムステルダムで開催される「Smithers Recovered Carbon Black Conference」で、再生カーボンブラックの利用拡大についての公開討論に参加すると発表した。 両社は、カーボンブラックの再生技術の確立と新品タイヤ生産への利用拡大の展望について討論する予定。また、その実現に向けて、タイヤメーカー各社、カ…
スウェーデンのリサイクル企業エンバイロは10月15日、2030年までに30拠点の廃タイヤのリサイクルプラントを設立すると発表した。 今後10年間で90億スウェーデンクローナ(約1191億円)以上を投資し、年間のリサイクル能力は廃タイヤ90万トン以上となる見込み。現在は、リサイクル能力を年間で廃タイヤ12万トン分増強できるように体制を構築しているという。 なお、仏ミシュランがチリに建設している…
仏ミシュランの第3四半期(1~9月)の業績は、売上高が前年同期比15.6%増の172億400万ユーロ(約2兆2760億円)だった。販売量の増加で22億400万ユーロの増収となった。 また、コストの上昇を相殺するための値上げなどによる価格ミックスの良化が6億1800万ユーロ、非タイヤ事業の売上増加が4700万ユーロのプラスに働いた。一方、為替が5億3300万ユーロ、連結範囲の変動が2000万ユー…
日本ミシュランタイヤは乗用車用オールシーズンタイヤ「CROSSCLIMATE 2」(クロスクライメート・ツー)を10月8日より順次発売した。新商品は急な降雪での雪上走行に対応しつつ、夏タイヤに求められるハンドリング性能やドライ・ウェット時のブレーキング性能を高い水準で満たした全天候型タイヤ。冬と夏の2回にわたり開催された試乗会でそれぞれの性能を確かめた。 進化した“雪も走れる夏タイヤ” ミシュ…
日本ミシュランタイヤはトラック・バス用タイヤ事業でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。11月から運送事業者向けに、タイヤトラブルが発生した際に活用できるレスキューサービスのデジタルアプリケーションを提供するほか、海外で展開しているタイヤ溝のセンシング技術やコネクテッドサービスの国内導入を検討していく。さらに、将来的にはタイヤの新品時から使用管理、リトレッドタイヤ、廃棄まで統合して…
仏ミシュランは9月15日、二輪車レースの世界最高峰「MotoGP」のタイヤサプライヤー契約を2026年まで延長すると発表した。 同社は2016年から「MotoGP」へワンメイク供給を行っている。フロラン・メネゴーCEOは「ミシュランのビジョンやブランド、イノベーションを広く伝える貴重な機会であり、全ての人々のために持続可能なソリューションを促す研究室と捉えている」とコメントを発表した。
9月に入り北日本からスタッドレスタイヤの宣伝が始まるなど、冬タイヤ商戦が本格的にスタートする。昨シーズンは新型コロナウイルス感染拡大による消費マインドの落ち込みという大きな懸念材料があった中でも例年に比べて降雪が多く、販売を下支えする要因となった。一方で、今シーズンは複数のメーカーから消費財タイヤの大型商品が発売され、さらに店頭の賑わいが増していきそうだ。各社は様々な施策を打ち出して需要喚起に注…