雪道での安心をオールシーズンタイヤ乗り比べ ③横浜ゴム「BluEarth-4S AW21」
横浜ゴムは、今年1月から国内でオールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21」(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)を発売開始した。2月3日には北海道旭川市内のホテルで、“雪に強いオールシーズンタイヤ”というコンセプトを掲げた同商品の技術説明を行った。 氷雪性能を向上させる要素の一つは「エッジ」だ。これは「雪柱せん断力」と「エッジ効果」を高めるもので、前者は溝で踏み固め…
横浜ゴムは、今年1月から国内でオールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21」(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)を発売開始した。2月3日には北海道旭川市内のホテルで、“雪に強いオールシーズンタイヤ”というコンセプトを掲げた同商品の技術説明を行った。 氷雪性能を向上させる要素の一つは「エッジ」だ。これは「雪柱せん断力」と「エッジ効果」を高めるもので、前者は溝で踏み固め…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は2019年8月からSUV向けオールシーズンタイヤ「CELSIUS」(セルシアス)を発売した。「セルシアス」は2015年より北米や欧州市場に投入しており、突然の降雪でも安心感のあるスノー性能と、安定した走りを実現するドライ・ウェット性能が特徴だ。同社が2月下旬に北海道のサロマテストコースで開催した試乗会で、スノー性能を体感した。 試乗会当日は気温が0℃前後で…
2月に横浜ゴム、トーヨータイヤ、日本グッドイヤーの3社がオールシーズンタイヤの試乗会を開催した。「夏タイヤとしての基本性能を確保しつつ、雪にも対応できる」と、各社がその性能に自信を示すオールシーズンタイヤ。その実力は――。 日本グッドイヤーは、国内で2種類のオールシーズンタイヤ――「Vector 4Seasons Hybrid」(ベクター・フォーシーズンズ・ハイブリッド)と「Assurance…
国内市場で乗用車用オールシーズンタイヤの投入が活発化している。オールシーズンは降雪の際のドライバーの安全面、履き替えが不要という利便性などから徐々にユーザーへ認知が広がってきたものの、普及率が9割を超えるとされる北米、あるいはここ数年需要が急拡大している欧州などと比べると国内でのシェアはわずかに留まる。だが、それは市場の中で需要を掘り起こし、ビジネスに繋がっていく好機と捉えることができるかもしれ…
消費者の4人に1人が乗用車用タイヤの課金モデルに興味を持っていることが、コンサルティング会社のサイモン・クチャー&パートナーズジャパンの調査で分かった。 同社はこのほど、国内に在住する913人を対象にオンラインによる意識調査を実施。その中で月単位や年単位で料金を支払って利用する定額制(サブスクリプション型)、あるいは利用量に応じて料金を支払う従量課金制(従量制)でタイヤを利用することに24%が…
横浜ゴムは12月5日、クロスオーバーSUV向けにサマータイヤ「BluEarth-XT AE61」と、グランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058」を2020年2月から順次発売すると発表した。国内でも人気が高まっている都市型のクロスオーバーSUVをターゲットに展開する。 「BluEarth-XT AE61」は市街地や高速道路などオンロードを走行する機会が多いユーザーがターゲットと…
横浜ゴムは7月下旬に群馬県吾妻郡の軽井沢スノーパークで「GEOLANDAR X-AT」(ジオランダー・エックスエーティー)を発表し、周辺一般道と浅間サーキットで試乗会を開催した。アグレッシブな外観と快適性を両立した新商品の性能を体感した。 ATとMTの中間カテゴリーに投入 横浜ゴムが9月から国内で発売する「GEOLANDAR X-AT」は、オンロードでの快適性を求めながら、ドレスアップを楽しむ…
国土交通省と経済産業省は6月3日、乗用車の新たな燃費基準案を発表した。対象には電気自動車(EV)とプラグインハイブリッドカー(PHV)を新たに加え、2030年度には2016年度の実績から約3割の燃費改善を求める。こうした動向に影響を受けるのはもちろん自動車メーカーだけではない。乗用車の省エネやCO2排出削減に向け、転がり抵抗の低減といった技術面で、タイヤメーカーにも大きな期待が寄せられる。この燃…
住友ゴム工業は6月1日、ミニバン専用の低燃費タイヤ「エナセーブ RV505」を発売する。それに合わせ、4月中旬に同社の岡山テストコース(美作市)および周辺一般道で試走会を開催。DUNLOP(ダンロップ)がブランドメッセージ「事故のない毎日をつくりたい。」を掲げてから最初に発表した乗用車用タイヤの性能を確かめた。 ふらつき抑え、耐偏摩耗や静粛性も向上 住友ゴム工業は、「エナセーブ RV505」を…
日本グッドイヤーは4月1日、茨城県の日本自動車研究所(JARI)城里テストセンターでオールシーズンタイヤの説明会を開催した。それに合わせ、昨年発売した「Assurance WeatherReady」(アシュアランス・ウェザーレディー)の試乗会を実施。同社のオールシーズンタイヤが実現する走行性能を体感した。 SUVに対応するオールシーズンタイヤ 昨年、発売開始した「Assurance Weath…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)に加盟する会員メーカー6社が販売する市販用夏タイヤで低燃費タイヤの割合が2018年に80.7%となったことが分かった。 国内のタイヤラベリング制度は2010年にスタートした。制度開始初年度の割合は21.7%だったが、翌2011年には40.7%に拡大。その後も各社が低燃費性能とウェットグリップ性能を向上した商品を相次いで投入したことで、2013年に59.8%と初…
国内市場で乗用車用オールシーズンタイヤの注目度が高まっている。日本グッドイヤーが数年前に国内へ本格投入し、さらに今年から日本ミシュランタイヤが全国展開を開始するなど日本でもユーザーの選択肢が増えてきている。欧米では市場の一定数を占め、既にユーザーに定着したオールシーズンタイヤが、今後日本市場でどこまで存在感を発揮できるのか――日本グッドイヤーがこのほど報道向けに開催した説明会でその動向を探った。…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2018年度の市販用タイヤ販売本数は、四輪車用合計で前年比0.6%減の7144万1000本となり、2年ぶりに前年を下回った。6月や10月には一昨年に各社が実施した値上げ後に販売が落ち込んだ時期との比較になったため大きく上振れたが、年間を通してみると新車用タイヤも含めてほぼ安定して需要が推移したもようだ。 2018年度のタイヤの販売本数(四輪車用)は市…