トーヨーリトレッド 全自動機械を新たに導入
新潟県糸魚川市でリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドでは、働きやすい環境を目指し、工場の整備を継続して行っている。リトレッドタイヤを製造する現場として、重たいタイヤを扱うことや、材料などの加熱に伴う室温の高さなど、労働環境は過酷になりがちだ。後藤高根社長は、「そういった問題を解消していく方向で投資をしなければ、今後は人手不足などを含め、操業が難しくなっていく」と語る。 製造設備の整備は…
新潟県糸魚川市でリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドでは、働きやすい環境を目指し、工場の整備を継続して行っている。リトレッドタイヤを製造する現場として、重たいタイヤを扱うことや、材料などの加熱に伴う室温の高さなど、労働環境は過酷になりがちだ。後藤高根社長は、「そういった問題を解消していく方向で投資をしなければ、今後は人手不足などを含め、操業が難しくなっていく」と語る。 製造設備の整備は…
日本ミシュランタイヤは9月20日、新潟県糸魚川市内で「2019年アドバンスユーザーミーティング」を開催し、全国の運送会社から約60人が参加した。当日は、ミシュランのリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドを見学したほか、ドライバーの定着に向けたサービス提案をはじめとするセミナーを実施。運送業界の多様な課題に応えたソリューションをアピールした。 運送業界の経営環境は、慢性的なドライバー不足や…
日本ミシュランタイヤは、トラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)のラインアップを拡充する。北米で展開されているオールシーズンタイヤ「X One LINE ENERGY D」を半年以内に国内へ導入するほか、4月に発売した冬用タイヤ「X One LINE GRIP D」の新サイズを投入する。タイヤサイズはともに445/50R22.5となる見込み。 「X One」は複輪を…
日本ミシュランタイヤは3月に都内でトラック・バス用タイヤの報道向け説明会を開催し、持続可能なモビリティへの貢献を目指していく同社のソリューションを訴求した。トラックではダブルタイヤが主流の国内市場で、同社が提案するシングルタイヤが普及すれば人手不足が深刻化する輸送事業者の課題解決につながるほか、環境負荷低減という観点からもインパクトを与える可能性がある。 「より良いサービスを提供してモビリティ…
日本ミシュランタイヤは7月26日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関する説明会を開催し、同社がリトレッドタイヤの生産を委託する髙瀬商会の関連会社、トーヨーリトレッドの製造現場を公開した。3Rはミシュランがトラック・バス用タイヤ事業を展開する上で重要な柱となっており、輸送業界の課題解決に繋がるソリューションとして一層の普及が期待されている。 「X One」のリトレッド生産開始…
日本ミシュランタイヤは9月下旬を目処にトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックスワン)で、リトレッドの国内生産を始める。リグルーブなどと併せて同社が進める3Rコンセプトを「X One」にも展開することが可能となり、コストメリットや輸送効率向上を広く訴求していく。将来的に新たなパターンの投入も検討しており、「X One」の装着台数を2020年に2000台、2030年までに3000…
日本ミシュランタイヤは7月28日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関するユーザー向けセミナーを実施した。3Rはミシュランが推奨するリグルーブやリトレッドを活用することにより、タイヤの経費を削減するとともに、廃棄物の削減や省資源化、CO2排出量の削減を図るもの。当日は北陸信越地区を中心とした運送会社やタイヤディーラーなど約60名の関係者が参加した。会場では同社の取り組み状況が…
更生タイヤ全国協議会(五味達夫会長)は5月26日に都内で第33期通常総会を開き、2016年(1月~12月)の更生タイヤ出荷本数が前年比4.9%減の129万9500本だったと報告した。11年ぶりのマイナスとなった2015年に続き、2年連続で前年を下回った。そのうち、全体の9割を占めるトラック・バス用タイヤの出荷本数は6.0%減の116万1700本だった。 昨年は輸出タイヤの減少による台タイヤの増…
ブリヂストンは12月22日に都内で会見を開き、タイに航空機用タイヤとリトレッドタイヤの新工場を建設すると発表した。投資額は総額約150億円で、既存工場の敷地内に新たに建設する。両工場とも2019年12月に生産を開始する予定。同社グループが航空機用の新品タイヤを海外で生産するのは初めてとなる。 新工場では中長期に需要の拡大が見込まれるラジアルタイヤを生産する。同社では航空機用タイヤ事業で新品タイ…
小野谷機工のグループ企業で、リトレッドタイヤの製造・販売を行う北陸リトレッド(福井県越前市)が進めていたリトレッドタイヤ新工場がこのほど完成した。4月15日には現地で関係者およそ180人を招いた竣工披露式が行われた。 北陸リトレッドは1967年に操業を開始。リトレッドタイヤ市場の拡大に合わせ生産能力の増強を図るため、建屋の増築や生産ラインを増設し、事業を拡大してきた。工場自体も今回で3度目の移…
更生タイヤ(リトレッドタイヤ)を軸としたビジネスが活発化している。リトレッドは経費削減や環境意識の高まりから徐々にユーザーへ浸透してきたものの、普及率が5割を超えるとされる欧米と比べると、国内では2割と低い水準に留まる。だが、それは新たな需要を掘り起こし、ビジネス拡大に繋がっていくチャンスがまだ残されているとも言える。こうした環境下において、ブリヂストンはタイヤとメンテナンスをパッケージにしたビ…
西日本最大のバンダグ・リトレッドファクトリー ブリヂストンタイヤジャパン(株)がリトレッド工場と廃タイヤ中間処理工場の一括拠点として昨年7月に発足した「ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪」(大阪市住之江区)を訪ねた。ここは世界でも例がない、タイヤソリューションの新たなチャレンジの現場でもある。発足から約1年半、その現況をリポートする。 ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪(武市誠也セ…
生産量を倍増し、シェア拡大図る 横浜ゴムはリトレッドタイヤ事業の強化に乗り出す。これまで他社と比べて取り組みが遅れていたが、子会社のヨコハマタイヤリトレッド(株)では課題だった台タイヤの回収率を高め、生産量を倍増させる方針を打ち出した。引き続き堅調な需要が見込まれるリトレッド市場で巻き返しを図る。 近年、ユーザーの環境意識やコスト削減志向が以前にも増して高まっていることを背景に、リトレッドタイ…