5割以上で整備不良確認 2021年のJATMAのタイヤ点検
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は2月9日、2021年に実施したタイヤ点検の結果を取りまとめた。昨年は路上タイヤ点検を10回実施し、2020年と同様に新型コロナウイルスの影響で例年より点検回数や点検台数が減少している。 昨年、点検を行った車両は177台で、このうち高速道路が25台、一般道路が152台だった。タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率は55.4%で、内訳は高速道路が48.0%、…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は2月9日、2021年に実施したタイヤ点検の結果を取りまとめた。昨年は路上タイヤ点検を10回実施し、2020年と同様に新型コロナウイルスの影響で例年より点検回数や点検台数が減少している。 昨年、点検を行った車両は177台で、このうち高速道路が25台、一般道路が152台だった。タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率は55.4%で、内訳は高速道路が48.0%、…
トラックの脱輪事故が立て続けに発生している。12月には広島県内の国道で走行中の大型車からタイヤが脱落して対向車などに衝突。それを受けて国土交通省は関係団体へ冬用タイヤ交換後の増し締めの実施を働きかけてもらうように通知を行っていた。 そんな中、1月12日に群馬県では外れたタイヤのうち1本が歩行者を直撃するという痛ましい事故が起きた。テレビなどでも大きく報道されたことから、その危険性は広く認識され…
国土交通省は12月1日、大雪時に大型車が立ち往生するのを防止するための対策を実施すると発表した。 自動車ユーザーには積雪・凍結路で適切な冬用タイヤの装着、運行前のタイヤ溝の確認、チェーンの携行を呼び掛けるとともに、立ち往生する前の早目の装着を要請する。 また、運送事業者には年末年始の輸送等に関する安全総点検の実施項目の「大雪に対する輸送の安全確保の実施状況」に沿い、重点的な確認を求めていく。
NEXCO西日本は11月24日、今年の冬から気象庁が「大雪に関する緊急発表」を出した場合や車両の滞留が予見される際に、予防的通行止めを実施して集中除雪を行うと発表した。 ドライバーに対しては、「冬用タイヤの未装着やタイヤチェーンの不携行による車両の立ち往生が、長時間かつ大規模な滞留につながる場合がある」とし、冬用装備を早めに準備することや雪道での安全運転を呼び掛けた。また、「大雪に関する緊急発…
住友ゴム工業は11月24日、10月8日から10月24日に全国のタイヤセレクト各店舗で実施した「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検」で整備不良が26.9%の割合で確認されたと発表した。 タイヤ点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、タイヤの残溝や表面の損傷、空気圧などの点検を行うもの。2008年から活動を継続して実施しており、25回目となる今回は計1145台の車両のタイヤを点検…
バンザイは、大型車用タイヤの整備作業に従事する事業者に向けて、安全啓蒙を目的としたチラシの配布を行っている。その中では、ホイールナットに装着するインジケーターの脱着ツール「PU-SH&LL(プッシュル)33」を始め、ブラインド式安全ケージや遠隔自動TBインフレーター、電子制御コントローラー内蔵型ナットランナーを紹介。こうした取り組みの狙いについて、営業情報企画部営業推進一課参事の福田守利氏に話を…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)と販売会社のトーヨータイヤジャパンは11月6日、7日の2日間、茨城県のイオンモールつくばで一般ユーザー向けの安全啓発活動を実施した。会場には独自開発したドライブシミュレーターを導入。様々な条件下での走行を体験できるユニークな取り組みとして、多くが来場し、注目を集めていた。 同社は2019年からシミュレーターを活用した啓発活動を継続している。この取り組みはタイ…
NEXCO東日本東北支社は11月2日、初冬期の高速道路における冬用タイヤの装着率をまとめた。 それによると、2015年から2019年の5年間平均で、11月第1週の東北全体の冬用タイヤ装着率は25%だった。その後、11月第3週に62%、12月第1週には89%と上がっていくが、福島県や宮城県といった南部では装着率が低い傾向にある。 また、シーズン初めの降雪日には事故が多く発生する傾向にあることも…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は11月5日、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するため、「増し締め啓発チラシ」を発行した。運送事業者などユーザーに向けて、タイヤ交換後の増し締めを実施するように呼び掛けるもの。 チラシはA4判で9万2000部を作成した。「車輪脱落事故防止対策は運送事業者等の役割」と大きくメッセージを打ち出したほか、国土交通省の車輪脱落事故情報サイトにアクセスできるQRコードなど…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、一般ドライバー向けにスタッドレスタイヤの確実な交換や早期装着の啓発をスタートした。 同会では2012年から啓発チラシやポスターを作成し、各地区の官公庁などの協力を得て活動を展開してきた。今年はチラシのデザインをリニューアルし、降雪地域向けと非降雪地域向けの2パターンで合計31万7000部を作成。掲示用のポスターは2万部を用意した。JATMAの各支部…
住友ゴム工業は、10月8日から10月24日にタイヤセレクトで実施している安全点検キャンペーンで、AI(人工知能)によるタイヤ点検ツールを導入した。店舗スタッフがスマートフォンでタイヤを撮影し、AIがタイヤの溝の深さに加えて偏摩耗を診断。3段階で摩耗状態の判定結果を表示し、ドライバーは撮影した画像を見ながら点検結果が確認できる。また、点検後に渡される「AIタイヤ点検結果カード」のQRコードを読み込…
大型車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)のホイール・ボルト折損によるタイヤ脱落事故が2020年度(2020年4月から2021年3月)に131件発生したことが国土交通省のまとめで分かった。脱落事故による負傷者はいなかったものの、件数は5年連続で増加して統計のある2004年度以降で最多となった。 今回の統計によると、事故は11月から2月までの冬期に87件と集中しており…
日本自動車工業会(自工会)は9月15日、ウェブサイトに掲載している「大型車車輪脱落事故防止特設サイト」を更新した。 サイト内では啓発ポスターやチラシのほか、社内教育で活用できる教材、参考資料などが確認できる。また、動画で日常点検でのホイールナット緩みチェック方法を説明。これまでのハンマーを使った打音点検に加え、緩みの予兆を目視で確認できるホイールナットマーカーによる点検方法を紹介している。
タイヤの空気充てん作業時の事故が後を絶たない。JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめている統計によると、2020年に判明した事故は全国で38件、死亡事故も起きた。このうち、パンク修理作業に関連する事故は10件、パンク走行等に伴うタイヤの損傷は13件あり、安全囲いを使用していなかったケースは18件と約半数を占めている。ただ、「この件数は届けられた事故のみであり、軽度の怪我や物損など届けられてい…