4台に1台がタイヤ整備不良 住友ゴムのタイヤ点検活動結果
住友ゴム工業は7月27日、全国の直営店で実施した「ダンロップ全国タイヤ安全点検」で、パンクの原因となる「表面の損傷」といった整備不良が4台に1台の割合で確認されたと発表した。 タイヤ点検は4月8日から5月31日に4260台の車両で実施した。タイヤの整備不良率は25.0%で、不良別にみると、表面の損傷が13.2%、残溝不足が12.0%、空気圧の過不足が11.6%、偏摩耗が2.3%、釘・異物踏みが…
住友ゴム工業は7月27日、全国の直営店で実施した「ダンロップ全国タイヤ安全点検」で、パンクの原因となる「表面の損傷」といった整備不良が4台に1台の割合で確認されたと発表した。 タイヤ点検は4月8日から5月31日に4260台の車両で実施した。タイヤの整備不良率は25.0%で、不良別にみると、表面の損傷が13.2%、残溝不足が12.0%、空気圧の過不足が11.6%、偏摩耗が2.3%、釘・異物踏みが…
タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)はオールシーズンタイヤの性能特性や適切なタイヤ選びを啓発するポスターを作成し、8月下旬から会員事業者向けに配布を始める。 近年、タイヤメーカー各社からオールシーズンタイヤが発売され、ユーザーの関心が高まってきている。一方で同会が2019年に実施した調査では、氷雪路でスタッドレスと同等レベルの性能が確保されていると誤解しているケースもあり、「実際の氷雪性能に比…
JAF(日本自動車連盟)のロードサービス件数でタイヤ関連の救援依頼が増加していることが分かった。 2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)は全国で211万7485件の救援依頼があった。内容別で、タイヤのパンクやバースト、エア不足などの「タイヤ関連トラブル」は36万2233件(構成比17.6%)あった。2016年はタイヤ関連の件数が35万8265件(構成比15.6%)だったが、全…
横浜ゴムは4月8日の「タイヤの日」にあわせてタイヤ安全啓発活動を実施する。期間は8日から11日まで。この取り組みは、タイヤの定期点検やエコドライブに対する意識を高めることを目的に2009年から実施している。今年は新型コロナウイルスの拡大防止に配慮した上で、店舗でのタイヤ無料安全点検やウェブでの情報発信を行う。 タイヤの無料安全点検は全国各地に展開するタイヤ販売店「タイヤガーデン」と「グランドス…
住友ゴム工業は「4月8日タイヤの日」に合わせて4月8日から5月31日の期間、全国のダンロップの店舗でタイヤ点検を無料で受けられる「2021年春の全国タイヤ安全点検キャンペーン」を実施する。 点検後に公式SNSのキャンペーン画像を提示した来店客には、各店舗先着15名にオリジナルドラえもんグッズをプレゼントする。なお、一部店舗では新型コロナウイルス感染予防の観点から乗車したまま点検を受けられる「乗…
2020年にタイヤ空気充てん作業時の事故が38件発生したことがJATMA(日本自動車タイヤ協会)の調査で分かった。作業者が死亡する事故が2件、重軽傷を負った事故は13件あった。 2件の死亡事故はタイヤ専業店と自家整備で起きた。専業店ではパンクした状態で走行したホイールに新品のトラック・バス用タイヤをリム組みして安全囲いに立て掛けた状態で空気充てんを実施。充てん中にビード部がホイールのリムフラン…
大型車の車輪脱落事故は近年増加傾向にあり、国土交通省によると2019年度は前年度比31件増の112件だった。事故の早期減少に向け、同省は昨年10月、規定トルクでの締め付けといったポイントを緊急対策にまとめ、これを大型車ユーザーやタイヤ販売店に周知するよう多数の関係団体やタイヤメーカーに呼び掛けた。本紙では1月までにタイヤメーカー国内4社に対し、緊急対策を受けて実施した取り組みをアンケートで聞いた…
国土交通省は2月19日、大型車の冬用タイヤとチェーンの注意事項に関するパンフレット「雪道での立ち往生に注意!」を作成したと発表した。 昨年末以降の大雪により、関越道や北陸道などで多くの大型車両が立ち往生したことで、深刻な交通渋滞や通行止めが発生したことを受け、1月に自動車関係団体などと勉強会を設置。立ち往生の原因や防止策について技術的に分析・検討を進めてきた。 今回は勉強会で得られた知見を基…
国土交通省は昨年10月16日、「大型車の車輪脱落事故防止対策に関する調査検討ワーキンググループ」における中間とりまとめを決定し、車輪脱落事故の撲滅に向けて制度化を検討する5つの抜本的対策を示した。 まず、劣化したホイール・ボルト及びナットの使用は、ディスク・ホイールの締結力に影響すると考えられるため、①「ホイール・ボルト、ナットの交換目安の例示」を挙げた。同省では「車輪脱落事故が多発している車…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は1月25日、2020年1月から12月に実施したタイヤ点検の結果をとりまとめて公表した。なお、昨年は新型コロナウイルスの影響で活動の実施回数は5回と、例年より大幅に縮小している。 昨年、タイヤ点検を行った車両は高速道路26台、一般道路180台の合計206台。装着タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率は高速道路で42.3%、一般道路は32.8%となった。 …
大型車のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故は2019年度に112件発生し、統計史上最多となった。事故発生の原因には、タイヤ交換作業や保守管理の不備が指摘されている。車輪脱落は悲惨な事故につながる危険性があるものの、関係者が適切に作業・管理すれば防げる可能性も高い。国土交通省自動車局整備課長の佐橋真人氏に、この事故の発生状況やどのようなタイヤ交換および管理が求められているのか話を聞いた。 …
国土交通省は1月26日、冬用タイヤの安全性確認をルール化したと発表した。「貨物自動車運送事業輸送安全規則の解釈及び運用」の一部改正を行い、同日から施行した。雪道を走行するトラックやバスの事業者に対し、タイヤの摩耗状態など安全確認を義務付ける。 昨年末以降、大雪によって関越道や北陸道で多くの大型車両が立ち往生したことを受けて、タイヤ点検を徹底することが目的。今回の改正では、整備管理者には雪道を走…
NEXCO東日本関東支社は1月21日、冬用タイヤの装着状況調査の結果を発表した。今回の調査は1月13日、17日に管内のサービスエリア、パーキングエリアで実施。調査した2824台のうち、小型車は70.5%、大型車は97.6%が冬用タイヤを装着していた。 装着率は全体で79.6%と、12月に実施した前回調査(53.6%)から大きく上昇した。ただ、小型車では3割が冬用タイヤを未装着であることから、同…
JAF(日本自動車連盟)中国本部は12月16日の中国地方への降雪により、鳥取県と中国地方の山間部で救援要請が増加したと発表した。 12月16日の救援要請件数は、特に鳥取県では前年同日と比べて約3.7倍の145件にのぼったほか、広島県も243件(前年同日は163件)で急増した。同本部では「例年積雪の始まる時期は雪に慣れている地域でも出動要請が増加する」とした上で、「昨年は暖冬の影響で積雪が少なか…
NEXCO東日本関東支社は、12月9日と13日に管内のサービスエリア・パーキングエリアで実施した冬用タイヤ装着状況調査を17日に公表した。 調査を行ったのは小型車1156台、大型車325台の合計1481台。冬用タイヤの装着率は小型車が43.6%、大型車は79.9%だった。全車種平均では53.6%となっており、約半数のドライバーは冬用タイヤを未装着だった。 また、地域別では、埼玉など首都圏地区…