ミシュラン「タイヤケア」提供開始 デジタルで点検作業を省力化
日本ミシュランタイヤは12月16日から「ミシュラン タイヤケア」の提供を開始した。このサービスは、タイヤ点検とレポーティングのプロセスを効率化するデジタルソリューション。専用のタイヤ溝測定器と空気圧測定器およびアプリケーションを使用してタイヤ点検を実施し、自動作成されるレポートからメンテナンス時期などを予測することでタイヤマネジメントを可視化する。同社では「これまで手動で行われてきた作業をデジタ…
日本ミシュランタイヤは12月16日から「ミシュラン タイヤケア」の提供を開始した。このサービスは、タイヤ点検とレポーティングのプロセスを効率化するデジタルソリューション。専用のタイヤ溝測定器と空気圧測定器およびアプリケーションを使用してタイヤ点検を実施し、自動作成されるレポートからメンテナンス時期などを予測することでタイヤマネジメントを可視化する。同社では「これまで手動で行われてきた作業をデジタ…
住友ゴム工業は12月2日、タイヤ空気圧や温度をリモート監視する乗用車向けの「タイヤ空気圧・温度管理サービス」について、同日から福岡県のタイヤセレクト直営店2店舗(福岡西店・筑紫野店)で提供開始したと発表した。空気圧を適正に維持することで、パンクの原因の1つである空気圧不足の防止や燃費向上などへの貢献を図る。 今回、対象条件でタイヤ4本を購入して「パンク安心保証プラン」に加入した消費者に対し、「…
住友ゴム工業は販売子会社のダンロップタイヤ中国がタクシー事業者の岡山交通と協業し、タクシー事業者向けのタイヤ空気圧管理ソリューションサービスの実証実験を開始したと11月29日に発表した。 この実験では、長距離を走行するタクシーの安全運行をサポートするサービスとしての有効性や点検時間の短縮、タイヤライフの向上、燃費削減などの具体的な効果を検証。それにより、安全性・経済性の向上への貢献を目指す。 …
日本ミシュランタイヤはトラック・バス用タイヤ事業でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。11月から運送事業者向けに、タイヤトラブルが発生した際に活用できるレスキューサービスのデジタルアプリケーションを提供するほか、海外で展開しているタイヤ溝のセンシング技術やコネクテッドサービスの国内導入を検討していく。さらに、将来的にはタイヤの新品時から使用管理、リトレッドタイヤ、廃棄まで統合して…
ブリヂストンの米グループ会社は8月12日、スウェーデンの新興企業であるアインライドと提携し、電動の自動運転大型トラック向けのソリューションを共同開発すると発表した。 両社は「大型商用トラックのフリートにとってより持続可能な将来を目指す」としている。アインライドの車両技術にブリヂストンのタイヤのセンシングデータを組み合わせるなど、技術協力を進める計画。また、ブリヂストンは米国市場でアインライドに…
横浜ゴムは8月11日、新たなタイヤソリューションサービスとして開発したタイヤ空気圧遠隔監視システム「タイヤ・エア・プレッシャー・リモート・アクセス・システム」(TPRS)の実証実験を開始したと発表した。オリックス自動車の協力を得て、オリックスカーシェアの車両に「TPRS」を導入し、東京都と神奈川県の一部で実証実験を行う。 今回の実証実験はCASE、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など…
ブリヂストンの米子会社は8月3日、米国のアズーガ・ホールディングスを買収すると発表した。今後の成長が見込まれるデジタルソリューション事業の展開を加速する。 アズーガはデジタルフリートソリューションプロバイダーとして運送事業者に対する運行管理サービスを展開している。買収額は企業価値3億9100万ドル(約428億円)にアズーガの運転資本などを調整し確定する。買収は2021年第3四半期中に完了する見…
今年2月に2025年までの新たな中期経営計画を発表したTOYO TIRE(トーヨータイヤ)。量を追う拡大ではなく、質の変革による成長を志向することが戦略の中心となり、指標の一つとして独自の「重点商品」販売比率の向上を掲げた。変化が激しい環境の中、どのように変革を推進していくのか――清水隆史社長に、思い描く将来像を聞いた。 ――昨今のタイヤ業界の動向をどう見ており、その中でトーヨータイヤの強みを…
自動車産業全体でCASEやMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を見据えた変革が加速する中、タイヤも例外ではなくIoT(モノのインターネット)化が進みつつある。クラウドなどの外部とつながり、車両の管理や制御などに活用するための情報を取得する「センサー」としての機能に注目が集まっている。従来から取得可能だったタイヤの空気圧や温度データに加え、摩耗状態を自動で検知する技術開発が進められており、将…
ブリヂストンは6月17日、米国のグループ会社が長距離トラックの自動運転技術を開発する米コディアック・ロボティクス社に少数株主として出資すると発表した。 ブリヂストンでは「コディアック社との共創を通じて、レベル4の自動運転技術の確立と展開に貢献していく」としている。また、自動運転技術と同社グループのソリューションを融合することで次世代のモビリティに対する安全性や燃費性の向上といったサステナビリテ…
住友ゴム工業は今年2月に独自のタイヤセンシング技術「SENSING CORE」(センシングコア)を進化させ、タイヤの摩耗量を検知する技術を確立したと発表した。タイヤから取得した情報を活用してクルマの安全・安心にいかに貢献していくか――同社オートモーティブシステム事業部DWSビジネスチームリーダー兼ソリューション技術開発室主幹の川崎裕章氏に技術の概要と今後の展望を聞いた。 「センシングコア」は、…
仏ミシュランは、自動車専用360度スキャナーを提供する仏プルーブステーション社と提携し、自動車両点検ソリューションを強化すると発表した。 ミシュランでは「車両点検はこれまで約30分を要し、そのうち約3分でタイヤ点検をするのが一般的だった」と指摘した上で、「今回の提携により、わずか数秒でタイヤを点検し車両点検全体を1分未満に短縮することが可能になる」と効果を説明した。なお、現時点では国内でのサー…
事業の全ての領域でサステナビリティ(持続可能性)を推進する仏ミシュラン。2050年までにタイヤを100%持続可能にする取り組みを進めるほか、タイヤ以外の事業にも注力していく方針を掲げている。これらの改革により国内でのビジネスはどう進化していくのか――。4月に日本ミシュランタイヤの新社長に就任した須藤元氏は、「日本の特徴を活かして発信していくことがグループや世界に対する貢献になる」とその重要性を話…
ブリヂストンは5月17日の会見で、23年までの中期事業計画の進捗を発表した。タイヤ事業では大口径乗用車用の販売増などで販売ミックスを改善し、売値マネジメントも強化。石橋秀一グローバルCEOは第2四半期以降も売上収益の更なる改善を図り、「特に北米で回復基調を捉えていく。販売ミックス、売値改善も徹底する」と述べた。 また、「商品戦略は“ゴムを極める”を軸に、サステナビリティやモビリティの進化を見据…
ブリヂストンは4月26日、豪子会社が鉱山車両用(OR)タイヤの保守・点検やその他の包括的な管理を手掛ける豪オトラコ・インターナショナル社を、同国の鉱業・エンジニアリング大手ダウナーEDI社から買収すると発表した。買収額はオトラコ社の企業価値7900万豪ドル(約66億円)に調整を行った上で確定する。また、買収は2021年末までに完了する見込みで、業績に与える影響は軽微だという。同社では「今回の買収…