TOYO TIRE タイヤ管理をデジタル化 2023年にも新ソリューション導入へ
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は輸送事業者向けにデジタル技術を活用したメンテナンスサービスを構築する。従来は人間が行っていたタイヤ溝の管理を自動化し、最適なタイミングでメンテナンスができるシステムの確立を目指す。将来的にはセンシング技術との連携も視野に入れ、様々なカテゴリーでソリューション展開や付加価値の向上につなげる。 近年は主要メーカーがタイヤ単体のみを販売する従来の形から、サービス…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は輸送事業者向けにデジタル技術を活用したメンテナンスサービスを構築する。従来は人間が行っていたタイヤ溝の管理を自動化し、最適なタイミングでメンテナンスができるシステムの確立を目指す。将来的にはセンシング技術との連携も視野に入れ、様々なカテゴリーでソリューション展開や付加価値の向上につなげる。 近年は主要メーカーがタイヤ単体のみを販売する従来の形から、サービス…
ブリヂストンは7月8日、2050年以降を見据えた新たな中長期事業戦略構想を発表した。この中で掲げたのが「2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンだ。実現に向けて強みのタイヤ・ゴム事業を活かしながら、成長事業としてソリューション事業を一層強化する。さらに、ソリューション事業で得たリソースは、タイヤ・ゴム事業の強化につなげ…
横浜ゴムが昨年から国内市場向けにウルトラワイドベースタイヤ「902L」を本格投入した。この製品は「ワイドシングルタイヤ」などと呼ばれており、国内での導入事例は少ない反面、強力なライバルがしのぎを削るカテゴリーでもある。「準備を進め、満を持して投入した」と話し、「絶対に勝ちたい」と意欲を示す横浜ゴムTBR事業部事業部長の湯本光行理事に狙いを聞いた。 サービス体制がより重要に ――横浜ゴムは北米市…
過去から様々なイノベーション(技術革新)を生み出してきた仏ミシュラン。近年では2017年に将来を見据えた技術コンセプトを発表し、さらにその流れの中で乗用車用エアレスタイヤも披露するなど開発は更に加速している。今後のタイヤはどのように進化していくのか――国内市場の動向とともにミシュラングループとして未来への展望を、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長に聞いた。 市場の重要戦略は今後も“顧客主…
ブリヂストンが2020年に東京・小平に研究開発拠点「ブリヂストン・イノベーション・パーク」を開設すると発表した。ソリューションビジネスへの転換とイノベーション(技術革新)の創出を加速させている同社にとって、単なる新拠点ではなく、将来に向けたビジネスの在り方にも影響を与える重要な位置づけとなっていきそうだ。 「ソリューションによって社会やお客様に貢献する」――11月29日に都内で開いた会見で石橋…
ブリヂストンの津谷正明CEOと江藤彰洋COO兼社長、石橋秀一副会長は11月29日に東京本社で開いた会見で、2020年以降ソリューションビジネスを更に加速させていく方針を説明した。津谷CEOは全ての事業をソリューション化していくことの意義を述べ、また江藤社長は「タイヤ、多角化で断トツの商品、サービス、ネットワークを組み合わせて展開していく」と今後の見通しを語った。 会見で津谷CEOは「全てのビジ…
自動車産業が大変革期に突入する中、“OPEN FUTURE”をテーマとした「東京モーターショー2019」が開幕した。新たなモビリティに対応する技術革新が求められる未来に向けて、タイヤメーカーからブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、日本グッドイヤーなどが出展。将来を見据えたコンセプトや先端技術を採用した新モデルを発信した。 ブリヂストン 革新素材で社会を変える 先端技術担当の田村康之執行役員と…
日本ミシュランタイヤは9月20日、新潟県糸魚川市内で「2019年アドバンスユーザーミーティング」を開催し、全国の運送会社から約60人が参加した。当日は、ミシュランのリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドを見学したほか、ドライバーの定着に向けたサービス提案をはじめとするセミナーを実施。運送業界の多様な課題に応えたソリューションをアピールした。 運送業界の経営環境は、慢性的なドライバー不足や…
10月25日から東京・江東区の東京ビッグサイトなどで一般公開が始まる「東京モーターショー2019」にはタイヤメーカーも多く出展し、自動車産業の変革期を見据えたノベーションや最新のソリューション、コンセプトモデルを披露する予定だ。 ブリヂストンは、同社グループの持続可能なモビリティ社会の実現に貢献するイノベーションや、独自のソリューション「Bridgestone T&DPaaS」など、未…
ブリヂストンの欧州子会社(BSEMEA)は9月9日、今年4月に買収したトムトムテレマティクスの会社名を10月1日から「Webfleet Solutions」(ウェブフリート・ソリューションズ)にすると発表した。 トムトムテレマティクスの買収は、タイヤメーカーからモビリティソリューションリーダーへの転換を進めるブリヂストンの取り組みの一環で、デジタル化の強化を図ったもの。 新会社名は、トムトム…
ブリヂストンは7月10日、横浜国立大学や日本交通計画協会、アドヴァンス(新潟市)と共同で開発した「新型バリアレス縁石」の技術説明会を都内で開催した。 バリアレス縁石は車椅子やベビーカーでもスムーズな乗り降りが可能となる。側面に特殊な形状を施しており、乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性を向上させたことが特徴で、6月から岡山市のバス停1カ所で運用が始まっている。 バリアフリーに配慮した縁石を…
日本ミシュランタイヤが昨年6月から提供を始めたIoT(モノのインターネット)を活用したトラック・バス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」。タイヤメーカーとして国内で初めて実用化したもので、装着したタイヤの情報をIoTで可視化できることが最大の特徴だ。これにより、ドライバーだけではなく、運行管理者やタイヤ販売店などがリアルタイムで情報を共有でき、事故やトラブルを未然に防ぐこ…
仏ミシュランはモビリティ社会の変革期を見据えた技術開発を加速する。フロラン・メネゴーCEOは、「時代に合わせて変化し続けることが重要となる」と述べ、ソリューションビジネスへの移行など新たな価値創造によりライバルメーカーとの差別化を図っていく考えを示す。さらに「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)や「MaaS」(モビリティ・アズ・ア・サービス)の普及に向けて、M&A(合併・買…
「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)や「MaaS」(モビリティ・アズ・ア・サービス)といった自動車産業の革命とも言われる大きな流れに遅れまいと、技術開発や企業間の連携が活性化している。ただ、視点を変えれば、これらはモビリティそのものが将来にわたり持続してこそ実現するのではないだろうか。その未来に対して最大の脅威となるのが環境問題だ。グローバルで地球環境への対応が待ったなし…
日本ミシュランタイヤは3月に都内でトラック・バス用タイヤの報道向け説明会を開催し、持続可能なモビリティへの貢献を目指していく同社のソリューションを訴求した。トラックではダブルタイヤが主流の国内市場で、同社が提案するシングルタイヤが普及すれば人手不足が深刻化する輸送事業者の課題解決につながるほか、環境負荷低減という観点からもインパクトを与える可能性がある。 「より良いサービスを提供してモビリティ…